ひとつの箱の中に、それぞれに演出を施した複数の空間を造り上げたガレージ。【ガレージライフ】

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ガレージ床の研究:床材は性能面とデザイン面の双方を考慮して選ぶ。

まずは箱をつくり、その中にそれぞれに趣向を凝らした趣味の空間を造り上げる。もちろんその中には、床の演出も含まれている。クルマ、スクーター、水上バイク、ATV、アメリカントイ・ラジコン・鉄道模型etc、多くの趣味がひとつの空間に詰め込まれているHさんのガレージ。11×10mというガレージスペースに、より多く趣味のアイテムをディスプレイするためのロフトスペースが欲しいし、ハイリフトのランクルの出入りも考えなくてはならない。こういった要件をクリアするためにHさんがセレクトしたのが、天井高と開口部の広さが確保できる、鉄骨+ガルバリウムという構成だ。

【写真18枚】竣工後も自身の好みに合わせて進化を続けるガレージ 

Hさんのガレージはまず鉄骨でひとつの大きな箱を作り、その中にクルマのスペース、趣味のコレクションをディスプレイするスペースなどを区切っていくスタイル。門型の2柱リフトや電動ホイストなども自ら設置してしまうHさんにとって、OSB合板の壁を設置したり、趣味スペースの間仕切りを行ったりするなど、この大きな空間自体が遊び場となっているようだ。

残念ながら今回、ロフト部分は手を入れている最中ということで拝見できなかったが、フロア部分の3分割された趣味の部屋はそれぞれに趣きが異なっており、まるで3軒並びのショップのように見えるようになっている。こういった演出もHさんのコレクションと共に、その遊び心が伝わってくるものだ。3分割されたコレクションのためのスペースは、フロアから1段上げられているが、実はこのフロアが竣工後にHさんを悩ませた項目の一つだったという。

Hさんのガレージフロアは、プライマー処理を行って刷毛塗りで水色に仕上げられているが、湿度が高い時など床面が滑りやすくなることもあり、タイヤ痕がつくなどといった悩みもあったという。さらにガレージのほかの部分に合わせた床の演出も考えたいということで探し当てたのが、設置がイージーなので自身で設置でき、カラーバリエーションも豊富に用意されている「テックタイル」だったという。

設置・増設・撤去どれをとってもイージーな床材をセレクト
Hさんが選んだテックタイルは、330mm×330mm×13mm厚の四角い縞鋼鈑デザインのタイルをフロアの面積に合わせて敷いていく床材。カラーバリエーションも11パターンが用意されているので、オーナーに合わせたカラーの演出が可能となっている。Hさんは、2柱リフトのあるスペースにブラックとライトグレーのタイルを組み合わせた市松模様と、星条旗をイメージしたネイビーブルー&レッド&ホワイトのタイルの組み合わせとなるタイルを180枚設置している。

もちろん設置はHさん自身が行っており、リフトの根元部分はその形状に合わせ自身でカットしたそうだ。設置後はカラーの組み合わせによる床の演出効果と共に、縞鋼鈑デザインによるグリップの良さや掃除のしやすさなどの機能面でも満足しているという。今後はさらに、ほかのスペースに設置することも考えているそうだ。また、13mmというテックタイルの厚みが、Hさんにはシンデレラフィットだったという。

ガレージに設置している門型の2柱リフトのアーム部分は床面から少し高い位置となっているため床との間に隙間があるのだが、テックタイルを敷くと床面とアームの間にほとんど隙間がなく、アームをスイングさせるのには十分なクリアランスが確保される状態となる。このためクルマを支えるアームの上面が床面から低くなり、車高を落としたクルマでもリフトに乗せることができるようになったのだそうだ。

テックタイルの設置など、竣工後も自身の好みに合わせて進化を続けているHさんのガレージ。今後も、壁面にOSB合板を増設したり、ロフト部分のさらなる充実など様々な部分に手をいれる予定があるという。また現在作業中のDR30スカイライン(なんとキャブ化されている)も完成が見えてきているそうで、大きな空間をそれぞれの趣味の空間に仕切っているHさんのガレージでは、さらなる楽しみと進化が進んでいくことになるのだろう。

◆問い合わせ
TECTile (テックタイル 株式会社オンリースタイル)
Phone/03-4455-7426 https://tec-tile.jp/ 

Photo&text/hiroyuki-KONDO(近藤浩之)

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2023/01/01 17:45

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