全国津々浦々から200台ものヒストリックカーが糸魚川に集結!「日本海クラシックカーレビュー」が3年ぶりに開催

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老舗イベントが今年は実現!

新潟県は上越エリアの最西端に位置する糸魚川市は、親不知・子不知などの景勝地や世界最古のヒスイの産地としても知られる自然に恵まれた街で、このエリア一帯はユネスコの認定する世界ジオパークにもなっている。そんな糸魚川で毎年開催されるヒストリックカー・イベントが「交通安全フェア 日本海クラシックカーレビュー(以下、日本海CCR)」だ。

この「日本海CCR」の第1回目開催は1992年のこと。当初は「日本海クラシックカーフェスティバル」という名称だったこのイベントは、糸魚川青年会議所の25周年事業の一環として、地元のヒストリックカー・オーナーやクルマ好き有志の手によってスタートしたもの。以来、毎年9月の第一日曜日に開催される恒例のイベントとして、多くのファンに親しまれてきた。

会場内ではヒスイレディが記念のカンバッヂを販売していました。

参加車両は初回から現在まで「1974年以前に生産されたノーマル車」が基本。逆にスポーツカーから商用車など、車種のジャンルは問わない。そのため毎年の会場の眺めはバラエティに富んで、さながらちょっとしたヒストリックカー博物館。今や日本全国でも指折りの老舗ヒストリックカー・イベントへと成長してきた。

しかし、このコロナ禍により昨年、一昨年と2年続けてイベントは中止。そして今回、9月4日(日)に3年ぶりの復活開催となったわけだ。会場となったのは例年同様、市街地から山側へクルマで10分ほどの場所にあるフォッサマグナミュージアムの駐車場。もちろん一般来場者のイベント見学は無料だが、会場の入り口では入場者全員のマスク着用が確認され、検温とアルコール消毒が行われるのは、ウィズ・コロナ時代のイベントならではの光景だろう。

感染予防の観点から今回は例年よりも参加台数を減らし、また、午前中に行われていた「ジョイフル・ラリー」やボンネットバスの無料体験試乗など、一部プログラムを縮小しての開催となったが、それでも会場内にはエントラントと特別展示車両などを併せおよそ200台のヒストリックカーがずらりと並んだ。参加車は関東・上信越はもとより、北海道や四国など全国に及ぶという。

また自動車関連グッズやミニカー、古本などのオートモビリアが販売されるオートジャンブルも開催。午前9時のオープニング直後から、会場内は3年ぶりの開催を待ち侘びていた多くの来場者で賑わった。

フォッサマグナミュージアム横のエリアにはネオクラシックカーを展示

恒例の市内パレードも実現

その後、11時過ぎにはエントラントの約半数はいったん会場を後にして、市内パレードに出発。それぞれの車体に”交通安全”を啓蒙するノボリなどでデコレーションが施されたパレード参加車両は、新潟県警音楽隊とパトカー、白バイの先導で糸魚川駅前の目抜き通りを悠々とパレード、沿道の見物客からの大きな声援を受けていた。

グランプリはブルーバード1200SS

パレード参加車が市内から再び会場の展示エリアに戻った後は、コンクール・デレガンスの表彰式。今回の”グランプリ”である「2022年日本海大賞」に輝いたのは、1965年のダットサン・ブルーバード1200SS。岡山からエントリーの則次春賢さんの愛車だ。ボディの塗装をはじめとする内外装が素晴らしいオリジナル・コンディションで保たれていること、また長年にわたり維持されてきた”岡5″ナンバーなども審査員から高評価を得た。後年のSSS(スーパースポーツセダン)グレードによって”スポーティなセダン”のイメージを確立するブルーバードだが、その前身となった1200SS(スポーツセダン)であることにも注目が集まった。

コンクール・デレガンスではこの他にも多くの各賞が用意され、授賞式とそれに続く閉会式は和やかな雰囲気で終了。イベント・スタッフの挨拶とアナウンスに見送られたエントラントは、来年の再会を約束しつつそれぞれの帰路について行った。

【交通安全フェア 日本海クラシックカーレビュー】

フォト&リポート 長尾 循 J.Nagao

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2022/09/16 18:00

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