『ル・ボラン』執筆陣オススメ! いま”買い”な ドイツ車ベスト10 第5位:BMWアルピナ B3/D3 S

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現在日本では、およそ80種類にもおよぶ魅力的なドイツ車が販売されており、エンジンタイプやグレードの違いを含めれば、その選択肢は無限に広がる。そんな中で、実際にどのモデルが一番オススメなのか? と悩まれる方も多いはず。そこで、多くの試乗経験を持つ『ル・ボラン』執筆陣にアンケートを実施。その集計結果により、総合ベスト10を発表! 一番オススメのモデルは果たして!?

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BMW3シリーズのマイナーチェンジ(LCI)に伴い、B3/D3 Sもアップデート。この最新モデルの予約は開始されたが、まだ実車は日本に届いていないことから、今回は前期モデルの評価として5位にランクインした(※写真は前期モデルのB3)。最新情報をキャッチしている本誌執筆陣によれば、新型は前期型以上の高評価が確実とのことだ。

西川 淳氏:「歴史的にみても乗っておく価値はある」
特にオススメなモデル「B3リムジン」
何しろ、もうじきやってくるマイナーチェンジ後のモデルさえも早く試してみたいと思うほどにオススメである。最初に断っておくけれど、前期モデルの場合、両方を試してみた結果、ディーゼルのD3 SよりもガソリンのB3の方がより好ましかったので、ここはあくまでも”B”推しとしたい。リムジンかツーリングかでいうと、若干、リムジンが性に合った。

何が素晴らしいかと言えば、B3のタイヤの転がり方ほど心地よいモデルは、少なくともこのクラスにはほかにない。初めて長距離をこなした時、真っ先に思い浮かべたのがロールス・ロイスで、なるほどコレは「逆にロールス・ロイスが3シリーズを手かげたならこうなったかも」と思わせたほどだ。

今となってはミドルサイズの寸法で、2名+αの日常利用には十分。荷物もそこそこ(ツーリングならいっぱい)積めて、パフォーマンスはほとんどM並みで、力強さはもちろんフィールだっていい。つまりB3は理想の3シリーズといってしかるべきで、しかもこの世代はおそらくボーフェンジーペン家による最後の3シリーズベースになりそうだから、歴史的にみても乗っておく価値はあると思う。もちろん、未来のBMWアルピナがさらに良いモデルになることを期待しつつ。

【写真5枚】「歴史的にみても乗っておく価値はある」一台! 

藤野太一氏:「前期型でもこれから届く最新型でも欲しい!」
特にオススメなモデル「B3リムジン」
BMW3シリーズのマイナーチェンジに伴い、B3/D3 Sもアップデートされた。エクステリアではフロント&リアバンパーなどを一新。新旧をひと目で見分けるポイントはヘッドライトだ。前期型の「G20」3シリーズでは、’90年代の「E46」をイメージしたライト下部にボディが食い込むデザインを採用し、L字型のLEDはライト下部を強調。一方、新型ではライト下部のクビレはなくなり、L字型LEDはライト上部に配され、スッキリとした印象に。

B3の3L直6ツインターボは、ソフトウェアの見直しを図り、エキゾーストシステムが刷新され、最高出力は495ps、最大トルクは730Nmに到達した。D3 Sの3L直6ディーゼルツインターボは、最高出力355ps/最大トルク730Nmを発揮する。残念ながらいずれも新型には未試乗だが、前期型の完成度をもってすればさらに磨きがかかっていることは想像に難くない。

今年3月、BMWはアルピナブランドの商標権を取得し、両者の提携関係は’25年末をもって終了すると発表した。モデルチェンジ時期やアルピナの生産キャパシティを鑑みると、おそらくこれがアルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン社による最後の3シリーズになるのだろう。欲しい。

◆Specification「BMWアルピナ B3 リムジン」
 全長×全幅×全高=4720×1825×1445mm
 ホイールベース=2850mm
 車両重量=1840kg
 エンジン種類/排気量=直6DOHC24V+ツインターボ/2992cc
 最高出力=462ps(340kW)/5500-7000rpm
 最大トルク=700Nm(71.4kg-m)/2500-4500rpm
 トランスミッション形式=8速AT
 サスペンション(F:R)=ストラット:マルチリンク
 ブレーキ(F:R)=Vディスク:Vディスク
 タイヤサイズ(F:R)=255/35ZR19:265/35ZR19
 車両本体価格(税込)=-円
 問い合わせ先=ニコル・オートモビルズ 70120-866-250

フォト=郡 大二郎 photo :D.Kori

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2022/09/14 11:30

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