ドライビングプレジャーの極致を堪能できるスポーツセダン「アルファ ロメオ ジュリア」で巡る夏の霧ヶ峰高原

走る楽しさにダイレクトに訴えかけるクルマ

昼食の後は、女神湖を目指して霧ヶ峰と車山を通る県道40号線(白樺湖小諸線〜ビーナスライン)を駆けぬけるドライブのメインステージへと突入。

エコドライブを心がけてきたので走行モードはn(ナチュラル)を選択していたが、ここからはd(ダイナミック)に切り替え、トルクのリミッターは「OFF」、ステアリングは「スポーツ」、ギアシフトも「スポーツ」と制御がスポーティな仕様へと様変わりする。

スムーズな吹け上がりと官能サウンドはジュリアの美点。

序盤からタイトなヘアピンカーブが連続するワインディング路となるが、ジュリアの美点であるクイックなステアリングフィールを堪能するのにはうってつけであった。大型のパドルシフトがステアリングボスに固定されている機構により、シフト操作が定位置で行えるのもレーシングカーよろしくな設定でドライビング・ファンを掻き立ててくれる。

この辺りは積雪地だけに路面環境は決して良いとはいえないが、イヤな振動や突き上げなどの雑味は抑え込まれ、プレミアムセダンとしての役割もきっちりとこなしていた。

前後重量配分はスポーツセダンの理想と言える50:50を実現。最高のステアリングフィールで意のままにクルマを操れる。

そして、コーナリングは機敏かつイメージ通りに頭の向きを変え、適度にロールを許してから、スムーズに立ち上がりコーナーをぬけて行く。例えステアリングを乱暴に操作してしまっても、クルマの制御システムが正しく立て直してくれるから、わずかな破綻も生じさせない。

それでいて、自分でクルマをコントロールしている感覚を持たせてくれるから、自ずと走ることに夢中になってしまう。様々なプレミアムブランドのスポーツセダンを駆ってきたが、これほどダイレクトに走る楽しさを訴えかけるクルマは、そう見られない。

長野県の茅野市と美ヶ原高原を結ぶビーナスライン。今回のドライブコース外ではあるが、ビーナスラインの県道194号線、460号線の一部区間は11月末から冬季閉鎖となるので注意。

ワインディング路を駆け上がり、霧ヶ峰スキー場を通過したあたりから壮大な景色はハイライトを迎える。夏は新緑、秋はススキを存分に楽しめる高原道路から白樺湖を通り、目的地の女神湖へと到着。

この日、宿泊させてもらう「ホテル コロシアム・イン・蓼科」は、避暑地としてだけではなく、オーナーシェフの安藤孝氏による蓼科のフレンチが楽しめるとあって、まさにこの頃がハイシーズン。8月の週末は毎年訪れる常連客から予約が埋まっていくという。

女神湖のほとりにあり、コロッセオ風のエントランスが目を惹く「ホテル コロシアム・イン・蓼科」。瀟洒なゲストルームと、オーナーシェフの安藤孝氏による蓼科のフレンチで心身ともにゲストを癒してくれる。

「10月末から紅葉しますが、この辺りは真っ赤に染まるのでとても見ものですよ。その頃もまた常連さんが多くいらっしゃいます」と、スタッフの方が教えてくれたが、秋の景色と味覚を楽しめる紅葉の頃、再び訪れるも良いかもしれない。

【問い合わせ先】コロシアム・イン・蓼科
〒384-2309 ⻑野県北佐久郡⽴科町芦⽥⼋ケ野410-1
TEL:0267-55-6341

その時の相棒もまた、冬支度の荷物を積み込みながらもエキサイティングなワインディング走行や快適なクルージングに期待するなら、きっとジュリアが適役なのだろう……と、そんな心算が早速も芽生えるのであった。

【SPECIFICATION】ALFA ROMEO GIULIA TURBO VELOCE
■全長×全幅×全高:4655×1865×1435mm
■ホイールベース:2820mm
■トレッド(F/R):1555/1625mm
■車両重量:1630kg
■エンジン形式:直列4気筒マルチエア16バルブインタークーラー付きツインスクロールターボ
■総排気量:1995cc
■ボア×ストローク:84.0×90.0mm
■最高出力:280PS/5250r.p.m.
■最大トルク:40.8kg-m/2250r.p.m.
■圧縮比:10.0
■変速機:8速A/T
■サスペンション(F/R):ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
■制動装置(F&R):ベンチレーテッドディスク
アルファ ロメオ ジュリア公式サイト

「極限」を意味する限定車

英語のEXTREME(エクストリーム)に相当する“極限、極致”を意味するイタリア語“ESTREMA(エストレマ)”の名を冠する限定車が2022年7月に登場している。スポーツ性を際立たせた特別なモデルとして、カーボン基調のさまざまなアイテムを備えており、同社のSUVであるステルヴィオと共に台数限定で販売される(ジュリアが70台、ステルヴィオは80台限定)。
アルファ ロメオ ジュリア エストレマ公式サイト

PROFILE:佐藤 玄

今回は旅のナビゲーターを務めたル・ボラン副編集長。旅行記やロングドライブ企画を得意とし、サーキットでのスポーツ走行より、走る道に合わせてドライブを楽しみたいグランドツーリング派。よってクルマはサルーンやステーションワゴンを愛好する。

フォト=神村 聖/S,Kamimura

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2022/09/07 18:00

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