リビングとガレージの間に大きな窓! 「R35 GT-R」格納ガレージは”クルマと住む家”【ガレージライフ】

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割り切り設計が自慢の超モダンな家は、子育て終了後にクルマを楽しむ間取りのガレージハウス

東北に位置する山形は寒さ厳しい冬だけでなく、夏は猛暑に見舞われることもあり、愛車を収めるガレージの需要が比較的高い地域だ。ここで紹介するガレージは、ガレージのある楽しい生活を多くの人に知ってもらうため、工務店、プランナー、コンサルタントなど建築家が集い、完成させた大人のためのガレージハウスだ。ガレージにはなR35 GT-Rが収まり、モノトーンを貴重としたモダンなエクステリアにとてもよく似合っている。

【写真19点】R35 GT-Rが収まるガレージ

GarageLifeオフィシャルディーラー
さて、ガレージ専門メディアである『GarageLife』は90年代に創刊し、「ガレージライフ」というカルチャーそのものの認知度は上がったものの、家づくりのプロであっても、積極的にガレージを手掛けるという機会が少ない。そのため、いまだにガレージ取材に伺った先で”ガレージを建てるときに、話が伝わる業者を探すことに苦労しました”というような話をよく耳にする。

そのため「GarageLife」ではオフィシャルディーラーというものを設定し、ガレージづくりにおいて多くの経験を持ち、なおかつガレージのある生活というライフスタイルそのものをサポートしてくれるハウスメーカーや建築家を紹介している。北海道札幌市が本拠地の「オレンヂカンパニー」もまたガレージをプランニングするオフィシャルディーラーであり、今回紹介するガレージも同社のアイデアが盛り込まれている。

山形新幹線が止まる最寄り駅からタクシーに乗ること10分。周囲を山に囲まれた盆地であり、タクシーの運転手が「山形の中でも、夏とても暑く、冬はとても寒い場所なんですよ」と話しかけてくるような地域に、今回のガレージは建っている。新興住宅地の一角に位置しているのだが、周囲にガレージのある家というものは見受けられないため、とても目立っているというのが第一印象。実はこの物件、地元に根付くハウスメーカー「髙喜工務店」が手掛けたガレージつきのモデルハウスなのだ。

建築のプロがタッグを組んで完成させた
「4、5年前に建築業界のコンサルタントを行っている仲村さんと出会いました。そして2年ほど前に私自身がバイクの免許を取ったことをきっかけにガレージライフを楽しみ始め、そのライフスタイルをもっと広めていこうと考えたのがきっかけとなり、ガレージづくりを仲村さんに相談したところ、オレンヂカンパニーの川上ジェイ喜久さんを紹介してもらったのです」と髙喜工務店の髙橋英幸氏は話す。

建築コンサルタントの仲村氏の仲介の元、ハウスメーカーの髙橋氏とガレージプランナーである川上氏がタッグを組んで誕生したのが今回の物件ということなのだ。そんな建築のプロが集いつくり上げたガレージハウスは見どころが満載だ。まずガレージ部分はリビング側に大きな窓を有し、さらにその窓の隣に通用口が設けられている。

ガレージ後方にはガレージと同じグランドレベルで設定したプライベートルームが設けられており、その部屋もリビングへと通じている。つまりそれぞれの部屋を回遊することができるようになっている。雰囲気的にはガレージの中でメンテナンスなどの作業を行うというものではなく、愛機の存在を感じながら生活を送るというニュアンスのほうが近い。

コンセプトは夫婦のための家
「ガレージライフというとガレージの存在に偏りがちですが、実際のところそういった家を望む人たちは、ガレージだけが楽しみの場ではなく、生活空間すべてにおいて素敵なものを求めます。なのでそれぞれの空間を楽しく演出し、それをひとつにまとめたようなガレージハウスにしたのです」と話すオレンヂカンパニーの川上氏。

コンセプトになったのは“夫婦の家”だということで、年々増加傾向にあるというDINKs や、子育てを終えたご夫婦などがターゲットとなっている。小さな子どもと生活することを気にせず設計がされているためか、全体的にスタイリングを重視することで割り切って纏められているところが潔く感じられる。

注目したいのは装備面においても高スペックなものが使われていることで、トップクラスの断熱工法である『リクシル』のスーパーウォールデュアルや、表から枠が見えない最新サッシであるLW の採用、そして木材の風合いを楽しめる『三和シヤッター』のオーバードア、ゼクラを設置するなど、贅沢な部材が惜しみなく用いられている。建築のプロフェッショナルがつくり上げたガレージハウスは、ひとつの完成系となっていた。

『GarageLife Vol.80』より転載

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2022/07/20 12:00

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