最高出力707馬力のラグジュアリーSUV、アストンマーティンDBX707発表

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通常のDBXより157PS、200Nmアップのハイパフォーマンスモデル

アストンマーティンは2月1日、同社初のSUVであるDBXのハイパフォーマンスモデルである新型DBX707を発表した。

新型DBX707は、同社のDBXラインナップにおけるフラッグシップであり、このニューモデルは世界各国でアワードに輝くアストンマーティン初のSUVの系譜を受け継ぐモデル。車名の「707」はエンジンの最高出力である707馬力に由来している。

既に高い評価を得ているDBX V8をスタート地点として、真正なスポーツキャラクターをさらに発展進化。パフォーマンスを引き上げ、運転する悦びをさらに濃密にして、オンロードでの存在感も高めるために、あらゆるエリアを強化しているという。

アストンマーティン最高経営責任者(CEO)のトビアス・ムアースは、「DBX は、デビューした瞬間からアストンマーティンのダイナミクスやデザインの価値を具現化しつつ、すべてのSUV が同じ妥協を強いられなくてもよいという事実を証明しました。私たちは、DBX707とともに限界を押し広げて、パフォーマンスと魅力の新基準を確立させるモデルを完成させました。最速、最強、最良のハンドリング、最高の人車一体感を提供するDBX707 は、アストンマーティンをパフォーマンスSUVセグメントの頂点へと押し上げるモデルです」とコメントしている。

エンジン開発にあたっては、アストンマーティン・エンジニアリングチームが、DBXに搭載されている4リッター・ツインターボV8エンジンのポテンシャルをフルに引き出すことからスタート。ボールベアリング・ターボチャージャーを採用するとともに、専用のキャリブレーションを施して、より多くのパワーとトルクを引き出すことに成功した。

その結果、従来のDBXから大きく上回る、707PSの最高出力と900Nmの最大トルクを発揮。合わせて初搭載となる9速「湿式クラッチ」オートマチック・トランスミッションを介して4輪に伝達される。この新型トランスミッションはシフトチェンジ速度とシフトフィーリングを改善されており、コントロール性とレスポンスが向上。0-100km/h加速は3.3秒をマークしている。

パワートレイン以外にも、各部装備の強化が図られており、標準装備されるカーボンセラミック・ブレーキはフロント420mm径、リア390mm径のCCBディスクと6ピストン・キャリパーを採用、4輪合計でバネ下重量を40.5kg削減している。ホイールは22インチ(スポーツタイヤと「Ribbon」デザインの選択が可能)が標準装備で、オプションで23インチ・アロイホイールも選択可能だ。

エクステリアとインテリアにも、抜本的なデザイン変更が施されており、全体としてスポーティな印象を与えながらも、ディテールまで細心の注意を払うアストンマーティンのスタイリッシュなアプローチが巧みに表現されている。

フロントグリルはより大型化し、ルーフウィングには新規にリップスポイラーを追加。高速安定性を向上するとともに、スポーティな印象を付与している。シートはスポーツシートを標準装備。中央のコンソールは新しいドライブモード・セレクション・スイッチを含む改良型を採用し、主要なダイナミック・モードとセットアップを指先で操作することが可能となった。

さらにDBX707のエクスクルーシブなキャラクターをさらに強化し、ユーザー毎にユニークな1台を製作できるオーダーメイドサービス「Q by Aston Martin」も併せて提供する。

DBX707の製造は2022年第1四半期に開始し、納車は2022年第2四半期初頭から開始する予定としている。

アストンマーティンDBX707公式サイト

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