【国内試乗】ジャーマンカーズへ待ったをかける、欧州フォードを日本で駆る! コンパクトSUVの”新しい選択”「フォード プーマ」

小野泰治
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2021/10/12 17:00

いまが旬といえるSUVマーケットの中でも、とりわけ勢いを感じさせるのがコンパクト級。輸入車でもその選択肢は豊富になっているが、欧州フォード作のプーマは個性的でいながら手堅い選択としてもオススメできる1台だ。

魅力は個性的な佇まいと欧州フォード産らしい作り

良くも悪くも、北米向けと欧州向けではクルマのキャラクターがまったく異なることでも知られるフォード。当時、衝撃的でもあった日本市場撤退の背景には、それがビジネス面で少なからずの影響を与えていたことも否定できない。

初期導入モデルのエンジンは、48V電装のハイブリッドを組み合わせた1L 3気筒ターボ。ボディカラーは写真のブルーとブラックの2色だが、今後はホワイトとシルバーも追加される予定とか。

それはさておき、幸いにして日本では長年に渡る導入実績を反映して、パーツ供給は不安のない体制が維持。新車についても、FLCのような”有志”が個性派モデルを中心に導入を続けている。
古くは、マツダが販売を手がけたオートラマ時代からフォード車との付き合いが続いているというFLC。現行ラインナップは欧州フォードのモデルが中心で、導入されるのは基本的にイギリス仕様。当然、ステアリングの位置は日本の路上にも馴染みやすい右側で、装備関連も最新の輸入車に相応しい内容に整えられる。また、販売については独自に残価設定ローンを設けるなど、ユーザーに向けたサービス内容は日本法人を設立している輸入車ブランドと比較しても遜色がない。つまり絶対的にはもはや少数派ながら、その購入にありがちな敷居の高さは存在しないということになるわけだ。

アダプティブクルーズコントロールを筆頭に、運転支援装備も充実。クーペ風のスタイリングながらユーティリティはハイレベル。荷室容量は456~1216Lが確保される。

そんなFLCがこのほど導入したフォード車はプーマ。プーマといえば、先代はKaをベースとした2ドアクーペだったが、2019年にデビューした現行型はスポーティな風情を受け継ぎつつコンパクトSUVへと転身。昨年には、ハイパフォーマンス版のSTもラインナップに加えられている。

FLCが導入したSTラインのプーマには、追加で多彩な表示機能を持つデジタルディスプレイメーターが装備される。このあたりは、最新の輸入コンパクトらしい部分だ。

ボディサイズは、全長4207mm×全幅1805mm×全高1530mm。輸入車ならフォルクスワーゲンのTロックあたりに近い値で、日本でも扱いやすいボリュームとなる。一方、グラスエリアをタイトに絞った佇まいや精悍なディテールはクーペ的で、ドイツブランドと比べても存在感は十二分。これだけでも、あえて選ぶべき理由になる出来映えと言える。一方、欧州産コンパクトらしく実用性も上々で、荷室などはこのサイズで456L〜という大容量を確保する。

現在の導入仕様はトランスミッションが6速MTのみ。歯切れの良い操作感が魅力とのことだが、イージードライブ派はまもなく上陸するという7速DCT仕様待ちか?

なお、FLCの導入仕様は運転支援系装備やデジタルメーターなどを搭載した上級版のSTラインで、エンジンは48Vハイブリッドの1Lターボ。今回、残念ながら試乗することは叶わなかったが、走りは欧州フォード産らしい良質なもので、いわく歴代フィエスタなどを知る人になら「あの感じ」で説明が足りるとか。また、現在の在庫車は6速MT仕様のみだが、まもなく2ペダルの7速DCT版も上陸するそうなので、マニアでなくともひと味違うSUVが欲しいという向きには要注目の1台と言うことができそうだ。

FLCならばフォードが買える。アフターも安心

社名はフォード・ライフ中部を略したものというFLCでは、今回のプーマだけでなくフィエスタ、RSを含むフォーカス、モンデオといった欧州フォードのモデルやマスタング、エクスプローラーを販売中。エクスプローラーを除けばすべて英国仕様で、マスタングも日本法人時代には導入されなかった右ハンドル仕様になるという。

フォード岐阜
住所:岐阜県岐阜市西河渡2-5 電話:058-254-0330
フォード四日市
住所:三重県四日市市日永四丁目2-7 電話:059-346-5322
フォード松阪
住所:三重県松阪市市場庄町1148-1 電話:0598-56-5220

【Specification】フォード プーマST
■全長×全幅×全高=4207×1805×1530㎜
■ホイールベース=2588㎜
■車両重量=1280㎏
■エンジン種類/排気量=直3DOHC+ターボ+電気モーター/999㏄<
■最高出力=155ps(114kW)/6000rpm
■最大トルク=210Nm(21.4㎏-m)/1750rpm
■トランスミッション=6速MT
■サスペンション(F:R)=ストラット:ツイストビーム
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク
■タイヤサイズ(F:R)=215/55R17:215/55R17
■車両本体価格(税込)=4,290,000円
公式ページ https://www.fordchubu.jp

フォト=佐藤亮太 R.Sato ル・ボラン2021年11月号より転載

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