【国内試乗】「ホンダS660モデューロXバージョンZ」2022年3月で生産中止を発表後、すでに完売!?

相澤隆之
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2021/05/24 12:00

希少な軽2座オープンミッドシップスポーツとして、優れたハンドリング性能などで好評を博していたホンダS660の最終モデル「モデューロXバージョンZ」が発売。サーキットでその走りの深化を確認してみた。

全てに最適なバランスのパフォーマンスを実現

今回の特別仕様車には専用色としてソニック・グレーパールを設定。リアのアクティブスポイラーはブラック塗装とされている。

2015年4月に販売が開始され、軽自動車の2シーターオープンスポーツとして、希少ともいえるミッドシップレイアウトならではの優れたハンドリング性能などで好評を博していたホンダS660。途中マイナーチェンジや、モデューロブランドのコンプリートモデルがラインナップに追加されるなど刷新が図られてきたが、残念なことに2022年3月に生産が中止されることが発表された。その結果、今回の特別仕様車「モデューロXバージョンZ」はS660の最終モデルとなる。

エンジンは最高出力64ps、最大トルク104Nmを発生する直3ユニットをミッドに搭載。トランスミッションは6速MTが組み合わされる。

エクステリアを見てみると、特別色のソニックグレー・パールが新鮮。組み合わされるレッドのソフトトップのコンビネーションにより、スポーティな雰囲気が一層際立っている。

メーターやエアアウトレット、センターコンソールにカーボン調の装飾が施されたコクピットはスポーティな装い。ブラックとレッドのコンビとなるシートも備わる。

インテリアに目を移すと、ボルドーレッドとブラックを組み合わせたシートが目を引く。さらにメーターバイザーや、助手席のエアアウトレット、そしてセンターコンソール部に施されたカーボン調のパネル類もレーシーな印象だ。

アルミホイールはカラーをスポーティな印象のステルスブラックに変更。試乗車にはヨコハマのアドバン・ネオバが装着されていた。

今回の試乗ではノーマルとモデューロの用品装着車、そしてバージョンZの3台が用意されており、乗り比べができたのだが、その違いは明らか。もちろんノーマルでもミッドシップスポーツゆえ、爽快なハンドリングが楽しめるのだが、用品装着車はそれを硬質な乗り味にチューニングした感じ。バージョンZでは、ターンイン時のノーズの入りが良く、なおかつリアの踏ん張りも向上しており、思う通りにクルマが動いてくれるような懐の深さと、バランスの良さを感じることができた。こんなに楽しめる軽スポーツカー唯一無二の存在として、生産中止が残念でならないが、そのアナウンス後に人気が沸騰しすでに完売してしまったとのこと。ちなみに、現在S660オーナーとのコンテンツをホームページで実施しているという。

【specification】ホンダS660モデューロXバージョンZ
■車両本体価格(税込)=3,150,400円
■全長×全幅×全高=3395×1475×1180mm
■ホイールベース=2285mm
■トレッド=前1300、後1275mm
■車両重量=830kg
■エンジン型式/種類=S07A/直3DOHC12V+ターボ
■内径×行程=64.0×68.2mm
■総排気量=658cc
■圧縮比=9.2
■最高出力=64ps(47kW)/6000rpm
■最大トルク=104Nm(10.6kg-m)/2600rpm
■トランスミッション形式=6速MT
■燃料タンク容量=25(レギュラー)
■燃費(JC08/WLTC)=-/20.6km/L
■サスペンション形式=前ストラット/コイル、後トーションビーム/コイル
■ブレーキ=前Vディスク/後ディスク
■タイヤ(ホイール)=前165/55R15(5J)後 195/45R16(6. 5J)

公式ページ https://www.honda.co.jp/S660/

ルボラン2021年6月号より転載

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