連載【桃田健史の突撃! キャンパーライフ〜コンちゃんと一緒】第2回「コンちゃん参上! さてどこへ行こうか?」

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自動車ジャーナリスト「桃田健史」氏のキャンピングカーライフをあれこれ紹介していくこのコーナー。第2回は「納車編」です。

コンちゃん、これからよろしくね

2021年3月7日(日)午前11時。
JR横浜駅から徒歩10分弱にある、KTグループ(横浜市神奈川区)の本社ビルまで「コンちゃん」に会いに行った。モビリティ神奈川の店舗と、総合アウトドアGOOD OPEN AIRS myXが併設されており、その地下駐車場の一角に、コンちゃんはいた。改めてご紹介すると、同社が独自開発している「ハイエース・キャンパー・アルトピアアーノ」。2.8Lディーゼルエンジン、AT、2WD。外装色がライトイエローで、バンパーか黒。キツネっぽい雰囲気なので、筆者が「コンちゃん」と命名した。
さて、どこへ行こうか?
みなとみらい地区で、つい先日も記事執筆用に新型「ノート」試乗車を借りた日産グローバル本社を右手に見ながら進み、首都高速横羽線に入る。コンちゃん初のETCゲート通過である。幼少期から長年過ごした横浜周辺だが、エンジンなどパワートレインの上に着座するキャブオーバーで、ちょっと高めのドラビングポジションからの風景は、なんだかちょっと違って見える。第三京浜で世田谷に入り環八を通って246号線へ。
ジェームス246二子店で、防犯グッズや、スヌーピーの”レッドバロン”をデザインしたティッシュケースを購入。次に、246号線を折り返して、用賀から首都高3号線、都心環状線・江戸橋JTC(ジャンクション)から湾岸線へ抜けて新木場で降りて10分弱。
小川キャンパルGRAND lodge新木場で、頼んでおいたカーサイドリビングDX-Ⅱ(税込50,600円)が入荷したというので受け取りに。また、先回来店した際、気になっていた3段階の高さ調整ができる「3ハイ&ローテーブルⅡ」(税込14,080円)をちょこっと溜まっていた会員ポイントも使って購入した。同店のスタッフの皆さん、顧客対応をいつも「自分事」として捉えており、お店全体が自然体でとても居心地が良い。

太平洋を眺めながら

数日後……。
目の前に広がる太平洋。
ここは、千葉県の外房・一宮(いちのみや)海岸。すぐ近くの釣ヶ埼(つりがさき)海岸が今年7月25日から8月1日まで、東京オリンピックのサーフィン会場となっているなど、この周辺はサーフィンのメッカだ。う~ん、コンちゃん、なんとも外房の海の風景に溶け込んでいる。
ただ残念ながら、筆者(桃ちゃん)はサーフィンをしないので、その代わりきょうはここでテレワーク。ホンダ本社が報道陣向けにオンラインで開催した、福祉車両に関するワークショップにオンライン会議システムTeamsを通じて参加した。質疑応答の中で、筆者から本田技研工業・商品ブランド部・福祉事業課に質問したところ、旧知の担当者が「あれ桃田さん、いまN-BOXの中ですか?」とこちらの画像を見て逆に聞いてきた。詳しくは別の機会に紹介するが、福井県永平寺町での各種活動などがあり、現地での日常の足として筆者は2年前にN-BOXを購入している。つい先日も、ホンダ「レジェンド」の世界初レベル3自動運転に関する記者会見での質疑応答で、N-BOX内からテレワークしており、それもあってか、今回ホンダ担当者がそんなふうに聞いてきたのだろう。
その問いかけに対して「いやいや、こちら某社のハイエースですよ。N-BOXも元気ですよ」とニッコリと答えておいた。今後、本連載では「軽キャン(軽自動車を使ったキャンプ)」の観点から、N-BOXの「シロちゃん」にも登場してもらうことになるだろう。シロちゃんは外装色がプラチナホワイト・パールなので、シロちゃんである。
ホンダとのオンラインワークショップを終えて、両サイドのスライドドアをフルオープンにしながら、溜まっていた各種原稿の執筆を進めていると、そのうち、カラスたちが
カァーカァーと海から山の方向に飛んでいくのが見えた。

道の駅でランチタイム

またまた数日後……。
「道の駅・いちかわ」(千葉県市川市)の駐車場。
きょうはここでランチタイム。メインは、安くて美味しいと評判のスーパー併設パン屋さんの、まるで絹のような滑らかで伸びのある雰囲気で商品名「絹(きぬ)パン」をつかった我が家お手製のアメリカンクラブサンドイッチ。サイドには、千葉の農家さんの美味しいブロッコリー、栃木の「王様とまと」、それにベストセラーのヤマザキビスケット・チップスター。ドリンクは、成城石井のアールグレイの茶葉で紅茶をいれて、Seriaで買った保温性の良い樹脂製カップ。ポットは、いろいろネット検索した結果、ポットとしては沸騰時430W(保温時17W)とかなり低出力かつしっかり沸くと評判の、象印「沸とう電気ポット 1.0L CH-DT10-XJ ステンレスブラウン」。 
Amazonで購入し自宅で数日間の実験(実用)を経て、コンちゃん車内デビューを果たす。サブバッテリーは100V/1500Wだが、ティファールなどの高出力ポットだと状況によっては車内ブレーカーが落ちることもあるとの説明を受けていたが、こちらはまったく問題なし。沸騰するまで、14~15分間程度かかるが、車内で使っても、また室内で使ってもさほど長い待ち時間には感じない。ポット内のお湯残量が少なくなると、かなり大きく傾けないとお湯が出てこないが、これは慣れの問題。製品化されて10年選手だが、キャンパーのバッテリーにとてもやさしいポットである。
キャンプブームで、ポータブルのリチウムイオン二次電池の需要も増えているので、出力400W程度でしっかり保温もできるポットで、ちょっとデザインに凝ったような新たな商品が電気メーカー各社からそろそろ出てくるのかもしれない…。ランチの締め括りは、シャトレーゼのケーキ。定番人気のプレミアムダブルシューと、初めて買ったフルーツのクレープ。
コンちゃん、ウチに来てから1週間記念。
おめでとう。これからもよろしくね。
さて……。
来週は、コンちゃん初の長距離ドライブ。
目指すは、北陸の地・福井県永平寺町だ。現地で各種キャンプグッズの初体験も控えており、前出の小川キャンパルのほか、前から気になっていたコールマンのカーサイドテント/3025 (税込39,800円)もスポーツオーソリティで購入したので、車内には各種グッズがいろいろ。
春の日差しを浴びながら車内の整理をするのも、これまた楽しい。

 

この記事を書いた人

桃田健史

専門は世界自動車産業。その周辺分野として、エネルギー、IT、高齢化問題等をカバー。日米を拠点に各国で取材活動を続ける。日本自動車ジャーナリスト協会会員。一般誌、技術専門誌、各種自動車関連媒体等への執筆。インディカー、NASCAR等、レーシングドライバーとしての経歴を活かし、テレビのレース番組の解説担当。海外モーターショーなどテレビ解説。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラファイムシフト、自動運転、EV等の車両電動化、情報通信のテレマティクス、そして高齢ドライバー問題や公共交通再編など。

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2021/03/18 16:00

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