【2021年ドイツ車ニューモデルカレンダー】Debut in 2021! 2021年に来るドイツ車は?

竹花寿実
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2021/03/01 11:00

2020年も数多くのニューモデルが登場し、さまざまな話題を提供してくれたドイツブランド。2021年は電動化がより加速すること確実だが、まずはドイツ車のニューモデル・カレンダーを整理してみよう!(※予想時期はすべて本国のものです。)

BMW/ビー・エム・ダブリュー

3月発売:4シリーズ・カブリオレ、M3/M4クーペ
5月発売:M5 CS
6月発売:M3 xDrive/M4クーペxDrive/M4カブリオレ
7月発売:i4
8月発売:X3/X4(フェイスリフト)
11月発売:4シリーズ・グランクーペ
12月発売:iX

2021年のBMWは、前半はハイパフォーマンスカー、後半はEVのニューモデルが中心に登場する模様だ。直近は3月に新型4シリーズ・カブリオレと、すでに日本の公式サイトでもプレオーダーの受付がスタートしている新型M3 / M4クーペが発売となる。4WDのxDrive仕様と新型M4カブリオレは6月に追加される見込み。新型はM4だけでなく、M3もキドニーグリルが大きな縦型となり、新設計の3L直6ツインターボ「S58B30」を搭載。M3 / M4コンペティションは、従来のM4GTSを上回る510psと650Nmを発揮する。夏には4シリーズのEV版であるi4が登場。そして年末には、これまで「iNEXT」と呼ばれていた次世代EV、iXがついにお目見えする。X6に近い大型の電動SUVとなるiXは、最大200kWの急速充電にも対応した100kWh超の大容量バッテリーを搭載。レベル3の自動運転にも対応した、極めて先進的なモデルとなるようだ。

AUDI/アウディ

2月発売:SQ2
4月発表:Q5スポーツバック
5月発売:e-tron GT
6月発売:Q4 e-tron
9月発売:Q4 e-tronスポーツバック
11月発売:A8/S8(フェイスリフト)

アウディは、昨年11月に発表したSQ2のフェイスリフトバージョンを間もなく発売。続いて同じく昨年11月にお披露目されたQ5のクーペバージョンとなるQ5スポーツバックを市場に投入する。Q5スポーツバックは、現行Q5と全幅とホイールベースは同じだが、リアオーバーハングの延長により、よりスポーティでスタイリッシュなリアビューと、通常時で520L、最大1520LというQ5をそれぞれ10Lと40L上回るラゲッジ容量を実現している。5月以降は新型EVが続々と登場。5月に発売される見通しの4ドアスポーツクーペであるe-tron GTは、標準モデルと高性能版のRSが用意され、RSはメカニズムの多くを共用するポルシェ・タイカン・ターボSに迫るパフォーマンスを発揮すると言われている。6月にはミッドサイズSUVのQ4 e-tronがデビューし、9月には同スポーツバックが追加される模様。新世代アウディを感じさせるデザイン面も注目を集めるだろう。

MERCEDES-BENZ/メルセデス・ベンツ

3月発売:EQA
4月発表:EQB
6月発売:Cクラス・セダン/ステーションワゴン、マイバッハSクラス
7月発売:CLS(フェイスリフト)
8月発売:AMG GT 4ドアクーペ(フェイスリフト)
9月発売:EQS
10月発売:SL
11月発売:メルセデスAMG Sクラス、Cクラス・オールテレイン
12月発売:メルセデスAMG Cクラス、EQE

メルセデスは今年、春からEVを立て続けに投入する。まずは1月20日にEQAをお披露目し、間を置かずにEQBも発表。ヨーロッパ市場では3月以降に順次デリバリー開始となる模様だ。そしてEVのSクラスに相当するEQSが9月にデビュー。年内にはEクラスに相当するアッパーミドルサルーンのEQEも登場し、EVのラインナップが一気に拡大する。EQSは新型Sクラスと共にジンデルフィンゲンの「ファクトリー56」で生産されるが、EQA、EQB、そしてEQEはヨーロッパ各地の工場に加えて中国でも生産され、ビジネス的に大きな意味を持つモデルとなる。EV以外ではCクラスとSLのフルモデルチェンジに注目である。新型Cクラスは、キープコンセプトだがさらなるデジタル化に加えてADASも一層進化する模様。SLは次期AMG GTと基本アーキテクチャーが共通化され、ソフトトップが復活すると言われている。どんな進化を見せるのか大いに期待したい。

PORSCHE/ポルシェ

3月発売:タイカン2WDモデル
5月発売:タイカン・クロスツーリスモ、911 GT3
7月発売:911カレラGTS
9月発売:カイエン・クーペ・パフォーマンス、911 GT3ツーリングパッケージ
11月発売:718ケイマンGT4 RS、911カレラT

ポルシェは主に、同社初のBEVであるタイカンと、ブランドのアイコンである911のバリエーション充実が中心。タイカンは、これまでターボやターボSのようにスペックの違いはあるものの、全車4WDモデルのみのラインナップだったが、昨夏に中国市場で標準モデルであるタイカンの2WD(後輪駆動)仕様を発売。これをヨーロッパを含む他の市場にも導入する見込みだ。フロントモーターが省略され、バッテリー容量も小さくなるが、その分軽量なだけに、どんな走りを見せてくれるのかとても興味深い一台だ。5月にはコンセプトカーの段階で大きな話題となったクロスオーバー仕様のタイカン・クロスツーリスモがついに登場する。911は5月にGT3、7月にカレラGTS、9月にGT3ツーリングパッケージ、11月にカレラTと、楽しみなモデルが続々デビュー。500psの4L・6気筒エンジンを積むと言われている718ケイマンGT4 RSのパフォーマンスも期待大。

VOLKSWAGEN/フォルクスワーゲン

1月発売:アルテオン(フェイスリフト)、アルテオン・シューティングブレーク
2月発売:ティグアンe-Hybrid
3月発売:アルテオンR/アルテオン、Rシューティングブレーク
5月発売:ID.4 GTX
8月発売:ポロ(フェイスリフト)、ゴルフRヴァリアント
9月発売:ニーヴァス
10月発売:ティグアン・オールスペース(フェイスリフト)、ID.5
11月発売:T7ムルティバン

2021年は、欧州市場でまずアルテオンのフェイスリフトバージョンと注目のシューティングブレークを発売。続いてティグアンにゴルフGTEやパサートGTEと同様のハイブリッドシステムを搭載したPHEVのe-ハイブリッドを導入する。3月には、アルテオン/同シューティングブレークのハイパフォーマンス版となる「R」が登場。アルテオンRは、320psと420Nmを絞り出す2L直4ターボ「EA888 evo4」を搭載。7速DSGを介して4輪を駆動し、「Rパフォーマンス・トルク・ベクトリング」と呼ばれる4輪制御システムを採用する。8月には新型ゴルフRヴァリアントが早くも登場。9月にはニーヴァスという名の新型BセグメントSUVがデビューする。EVのID.ファミリーも、5月にID.4の高性能版となるGTXが登場。さらにそのクーペ版であるID.5も10月に追加し、拡大するEV市場でもコンパクトSUVで覇権争いをリードすることになりそうだ。

OPEL/オペル

1月発売:クロスランド(フェイスリフト)、ザフィーラ-eライフ
3月発売:モッカ/モッカ-e
8月発売:グランドランド(フェイスリフト)
10月発売:コンボ-eライフ
11月発売:アストラ/アストラ・スポーツツアラー

今秋にいよいよ日本市場へ復活する予定のオペルは、一昨年あたりからポートフォリオの電動化を推進しているが、2021年もこれをさらに加速させる。まずは1月にラージミニバンのザフィーラ・ライフのEV仕様であるザフィーラe-ライフのデリバリーを開始。3月にはBセグメントSUVのモッカと、そのEV仕様であるモッカeを発売する。このモッカ/モッカeは、同じグループPSA傘下のプジョー2008/e-2008やDS3クロスバック/同Eテンスとメカニズムの多くを共用するモデルだけに、日本上陸の可能性は高そうだ。8月にフェイスリフトを受けるミッドサイズSUVのグランドランドは、秋のローンチに間に合うはず。PHEV仕様の導入にも期待したい。10月のコン-eライフは、シトロエン・ベルランゴやプジョー・リフターの兄弟モデルで、すでに日本で発売予定のコンパクトMPV、コンボ・ライフのEVバージョン。こちらも日本上陸が楽しみな一台である。

ルボラン2021年3月号より転載

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