VWグループが大規模な生産調整を敢行

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コロナ後の生産増で半導体部品が不足。1~3月期の生産減で難局を乗り切る

フォルクスワーゲングループ(VW)が2021年第1四半期(1~3月)に大規模な生産調整を行わざるを得ない状況にあると発表。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により工場の稼働率低下および生産減を余儀なくされたが、今度は各地で自動車だけでなく電子機器などの生産が回復したことで半導体の需要が急増。調達が間に合わなくなる事態が発生しているという。

今回、特にコロナの影響が大きかった電気自動車の生産を行なうドレスデンの工場。日本にも納車の遅れや新型車上陸の遅れなど影響が出てくる可能性があるだろう。

2020年の世界的な自動車生産減を受け、各地の半導体メーカーは自動車以外の業種に半導体供給をシフト。特にいち早くコロナ感染を抑え込んだ中国でその動きが顕著で、生産回復を図ろうとした矢先に巨大メーカーのVWさえ「半導体が調達できない」という事態に直面している。コロナ禍によりVWの工場が稼働減に見舞われた期間は3カ月程度だったが、その短い期間で調達体制が変わってしまうというドラスティックな動きには驚く。日本メーカーも日産やホンダが同じような状況に見舞われているが、最先端技術を売る半導体マーケットは想像以上の早さで動いていると思われ、VWもその動きには逆らえないのだろう。
MQBプラットフォーム車の生産には高性能半導体が欠かせないゆえに、VWは3カ月間の減産で難局を乗り切る考えのようだが、当然のことながら新車の納車時期にも影響が出る。日本でもVWやアウディ車の納車遅れや新型車上陸の遅れなど影響が出てくる可能性もあり、気になる状況がしばらく続くことになりそうだ。

ルボラン2021年3月号より転載
田畑修
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