【比較試乗】「アウディ A4 vs メルセデス・ベンツ Cクラス ]セダンで行くショートトリップのススメ。極上の乗り心地とともに芸術の秋を堪能

エアサスが必要のない熟成の進んだCクラス

2014年にデビューしたW205のCクラスは、そろそろ次期型の足音が聞こえてきたので、現行モデルがほぼ最終型である。メーターナセルとセンターモニターが別体になっている様は、メルセデスのほとんどのモデルが横長の一体型パネルを採用しているいまとなっては、機能的に問題がなくても若干の古ささえ感じてしまう。

MERCEDES-BENZ C200 Laureus Edition/今回の試乗車は、スムーズでパワフルな1.5L直4直噴ターボ+BSG+48V電気システムを搭載したC200に、AMGラインのダイナミックなフォルムとともに、スポーツサスペンションを装着したローレウスエディション。オプションのエアサスも装着し乗り心地は◎。

試乗車のローレウスエディションにはスポーツサスペンションが標準装備されているが、オプションのスポーツプラスパッケージが装着されていたのでエアサス仕様だった。このセグメントでエアサスを用意しているのはCクラスのみで、これが大きなセールスポイントにもなっていた。ところが熟成の進んだCクラスは普通のメカサスでも優れた乗り心地を提供するようになったので、エアサスにデビュー当初ほどのアドバンテージはなくなってしまった。

MERCEDES-BENZ C200 Laureus Edition

BSGのサポートもあって、C200は排気量が1496ccしかないとは思えないほどの瞬発力と加速を誇る。碓氷峠の長い登り坂でも動力性能に不満はまったくなかった。動力性能と快適性のバランスは非常によく、同行の編集部K女史はCのほうがしっくりくると言った。今回の2台はどちらも優劣が付けがたく、これはもうニューバランスかナイキのどちらのスニーカーを選ぶかみたいな、個人の趣味趣向によると思う。

MERCEDES-BENZ C200 Laureus Edition

人生初の陶芸は想像以上に集中力が必要だった。目的地で体力や集中力を消耗する旅では、往復のドライブでの疲労を最小限にしたい。その点CクラスとA4は最適なトランスポーターだったと思う。

MERCEDES-BENZ C200 Laureus Edition

粘土というのはこねれば理論上どんな形にもできるはずだけれど、シンプルなマグカップを作ろうとしていたのにマグカップにまったく見えない謎の物体になってしまった。いいクルマを作ろうと思い、狙い通りにいいクルマを作ることがいかに難しい作業なのか、粘土で汚れた手を見ながら痛感した。

MERCEDES-BENZ C200 Laureus Edition

フォト=郡 大二郎/D.Kori ルボラン2021年1月号より転載

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