お待たせ! コンパクトMPV「プジョー・リフター」のカタログモデルが発売開始

全ての画像を見る

「プジョー・リフター」は最低地上高を180mm確保し「アドバンスドグリップコントロール」を採用するなど、悪路走破性を追求。「アリュール」と「GTライン・ファーストリミテッド」の2モデルを設定

11月25日、グループPSAジャパンはプジョーの新世代MPV「リフター」のカタログモデルを発表し、同日発売を開始した。

●「プジョー・リフター」モデルラインアップ
・アリュール:3,290,000円
・GTライン・ファーストリミテッド:3,790,000円
※価格は消費税込み

ミニバン、SUV、そしてワゴンの魅力を兼ね備えた新コンセプトMPVとして誕生したリフターは、まず2019年10月に特別仕様車「デビューエディション」が初回限定版として先行上陸を果たした。このデビューエディションは即座に完売となったが、このたびカタログモデルが発売された。

日本仕様のグレードを紹介する前に、リフターの特徴をおさらいしてみよう。プラットフォームは「SUV 3008」や「SUV 5008」と出自を同じくする「EMP2」で、ボディサイズは全長4405×全幅1850×全高1880mm、ホイールベースは2785mmだ。

パワートレインは、130ps/300Nmを発揮する1.5L直列4気筒ディーゼルターボエンジンと8速AT(EAT8)の組み合わせで、駆動方式はFF。WLTCモード燃費は18.2km/Lと発表された。

ご存知のようにリフターは、同じグループPSAに属するシトロエンの「ベルランゴ」と兄弟車の関係にある。内外装のデザインに各ブランドの個性が与えられているものの、使用される基本的なコンポーネンツは同じと言っていい。ただリフターは、最低地上高がベルランゴより20mm高い180mmを確保しているほか、悪路走破性を高める「アドバンスドグリップコントロール」(GTライン・ファーストリミテッドに装備)を採用することで、よりSUVとしての特徴を強調し、さらに行動範囲が広げられるモデルに仕立てられているのが特徴だ。それは、高められた最低地上高に加えて、アンダーガードを前後バンパーに装着するルックスからも理解できる。

アドバンスドグリップコントロールは、プジョーがラリーフィールドで培った駆動力制御、車両運動制御のノウハウを活用したトラクションコントロールの進化版ともいえる機能だ。路面状況に合わせて様々なアルゴリズムを組み合わせ、パワートレインやブレーキを統合制御。タイヤグリップの最大化とトラクションの最適化によって走破性を高めるもので「ノーマル」、「スノー」、「マッド」、「サンド」、「ESCオフ」の5モードを備えている。

エクステリアでは、LEDデイタイムランニングライトが組み込まれたヘッドライトや、ライオンの爪痕をモチーフにした3条のLEDラインを配したリヤコンビネーションランプなど、プジョーの新世代モデルであることが認識できる。

ボディカラーは(写真左から)プラチナ・グレー、ディープ・ブルー、メタリック・コッパー、ビアンカ・ホワイトの全4色を設定。アリュールはプラチナ・グレーを除く3色から、GTライン・ファーストリミテッドはプラチナ・グレーとディープ・ブルーの2色から選べる。なお、ビアンカ・ホワイトを除く3色は60,500円高のメタリックペイントオプションとなるが、GTライン・ファーストリミテッドはこのオプションが車両本体価格に含まれている。

インテリアは、もはやお馴染みとなった「i-コックピット」を採用したインパネがプジョー車らしい。パドルシフトが備わるステアリングホイールはコンパクトサイズで、上下部分がフラットな形状となることが特徴。

センターパネル上部にはApple CarPlayやAndroid Autoに対応する「プジョー・ミラースクリーン」を搭載した8インチのタッチスクリーンを配置。コンソールにはワイヤレススマートフォンチャージャーが備わるなど、利便性や機能性の高いコックピット環境が構築されている。

2+3の5人乗りキャビンには、実用性を高める要素が多く盛り込まれている。後席は3席が独立しており、それぞれ個別にシートバックを折りたたむことができる。これによって荷室容量を多彩にアレンジすることが可能だ。後席シートバックを倒すと1.88m、さらに助手席シートバックを倒せば2.7mの長尺物が積み込める。

ラゲッジルームは荷室の上下を分割できるフレキシブルラゲッジトレイが装備されており、このラゲッジトレイを上部にセットした場合の容量は597L、後席シートバックを倒した最大時は2126Lを誇る。この最大容量はSUV 5008の1862Lを大幅に上回るものだ。

また、巨大なリヤゲートにはウインドー部分が独立して開閉できる「リヤオープニングガラスハッチ」が採用されているので、狭い場所でも荷室にアクセスしやすい。

インナールーフには、フロント部の小物入れのほか、キャビン中央部のバッグインルーフ、後席頭上後方のリヤシーリングボックスなど、随所に収納スペースを設置する。

ベーシックグレードの「アリュール」

ベーシックグレードの「アリュール」には、16インチアロイホイール(タイヤサイズは215/65R16)や電動パーキンブレーキ、パドルシフト、プジョー・ミラースクリーンといった装備を搭載。フロントグリルやルーフレールはシルバーで、インテリアはブルー2トーンとなる。

上級の特別仕様車「GTライン・ファーストリミテッド」

上級に位置付けられる特別仕様車の「GTライン・ファーストリミテッド」は、アリュールの装備に加えて、17インチアロイホイール(タイヤサイズは215/60R17)やアドバンスドグリップコントロール、上級ファブリックシート、マルチパノラミックルーフ(電動メッシュシェード/バッグインルーフ/ルーフライト/リヤシーリングボックス)、フルディスプレイミラー、LEDフットランプといったアイテムがプラスされ、フロントグリルやルーフレール、サイドプロテクターデコがブラックとなる。インテリアはブラウン2トーンだ。

このほか、アクティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト、ブラインドスポットモニタリングシステム、アクティブセーフティブレーキといった先進運転支援システムは、両グレードに標準装備されている。

■関連記事

AUTHOR
2020/11/26 12:00

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業電話ラッシュをなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

関連中古車物件情報

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!