面目躍如? BMW iのテクノロジーがウイングスーツ用電気駆動システムに投入!

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2020/11/11 10:00

道路上だけでなく空中でも。BMW iの電動モビリティの可能性を広げる新たな取り組み

BMWはこのほど、BMW iに用いる電気駆動技術を採用したウイングスーツを開発、その処女飛行に成功したことを発表した。このウイングスーツは、11月10日開幕する同社のデジタルイベント「♯NEXTGen 2020」で披露される予定だ。

BMW iの電動モビリティは、いよいよ3次元の世界へと足を踏み入れた。空を飛ぶという何世紀にもわたる人類の夢を、まったく新しい方法で実現できるウイングスーツ用の電気駆動システムを、このほどBMWグループが開発したというのだ。

BMWグループ各車に用いる革新的ドライブモジュールと同様に、完全に新設計されたウイングスーツはBMW i、デザインワークス、そしてオーストリアのプロ・ウイングスーツパイロットであるピーター・ザルツマンが協力して開発。この「エレクトリファイド・ウイングスーツ」によるザルツマンの処女飛行は見事成功し、ビデオに収めることができた。

電動化技術を軸としたサブブランド、「BMW i」は2011年の発足以来、開発能力を着実に高めてきた。この蓄積によって非常に強力で軽量、コンパクトなエネルギー貯蔵パッケージが完成した。エレクトリファイド・ウイングスーツに用いるドライブユニットには、2基のカーボンプロペラが搭載されており、それぞれ7.5kWの出力、約2万5000rpmの回転数を実現。ウイングスーツは、ザルツマンとデザインワークスのクリエイティブチームが協力して開発したものだ。

この「エレクトリファイド・ウイングスーツ」プロジェクトは、ウイングスーツスポーツを新しいレベルに引き上げたいというザルツマンの願いによってスタート。スカイダイビングのインストラクターも務める33歳のザルツマンは、スカイダイビングのトレーニングやウイングスーツの飛行に加え映画のスタントやショーの出演もこなす。崖からジャンプしたり、飛行機から飛び降りたりするとき、彼はウイングスーツの腕と脚の間に張られたテキスタイルレイヤーをパラグライダーとして使用し、落下速度と気流から水平方向の飛行運動を生みだし、降下1mごとに最大3mの水平飛行を実現。飛行中の最高速度が100km/h以上に達することは決して珍しくないという。

このたびBMW iが提供した電気駆動システムの目的は、一定の滑空飛行を達成するためにウイングスーツの性能を向上させ、それによってより長い飛行距離をカバーできるようにすること。起動させると即座に加速し、300km/h以上の速度で飛行できるようになるとザルツマンは言う。

処女飛行は、ザルツマンの故郷であるオーストリアで実施された。高度3000mから2名のウイングスーツパイロットとともにヘリコプターよりジャンプ。電気駆動システムの助けを借りてザルツマンは他のパイロットより速く加速し、猛スピードで山頂の合間を縫うように、華麗な飛行を見せた。

ザルツマンは、電気駆動技術が道路上だけでなく空中でも未来を形作ることができると確信したと言う。彼の飛行によって、BMW iによるエレクトリファイド・ウイングスーツのプロジェクトは、これまで夢にも思わなかった可能性が電気モビリティの助けを借りて実現できることを示したのである。

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