2030年までに全モデルをEV化! ベントレーが「ビヨンド100」戦略を発表

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2026年までにベントレーの全ラインアップをプラグインHVとピュアEVに移行。2021年には新たなプラグインHVの2モデルを発表する計画を発表

ベントレー・モーターズは11月5日、持続可能なラグジュアリーモビリティのグローバルリーダーを目指し、「ビヨンド100」と呼ぶこれからの100年に向けた事業戦略を明らかにした。

同社では次の100年に向けて、組織全体で二酸化炭素の排出量をゼロにするカーボンニュートラルを目標に掲げている。これを実現するために、事業および製品全般を対象に変革プログラムを実施していく。具体的には、2026年までに全ラインアップをプラグインHVとピュアEVに移行し、2030年までには全ラインアップをピュアEVモデルとする計画だ。

ビヨンド100戦略は、先進的かつ革新的な経営目標が盛り込まれた20年にわたる長期計画。ベントレーは自社の事業活動が環境、社会、経済に与える影響に対して社会的責任を果たすという強い自覚を持ち、80年の歴史ある本社工場のカーボンニュートラル化を英国高級自動車メーカーで初めて実現した。こうした取り組みと並行して、グローバル市場において過去最高となる68の地域へと事業を拡大したことに加え、長期的に安定したビジネスモデルを構築。新たな100年に向け確固たる基盤を築いてきた。

エイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは次のように語っている。
「ベントレーは1919年以来、ずっとラグジュアリーグランドツーリングの在り方を示してきました。かつてのベントレーボーイズがパイオニアでありリーダーであったように、私たちも最前線で進化し続けるDNAを受け継いでいます。そして今『ビヨンド100』戦略に沿って生まれ変わろうとしているベントレーは、今後もラグジュアリーカーメーカーの世界的ベンチマークとして業界をリードしていきます」
「生まれ変わるのは当社の製品だけではありません。信頼される誠実な経営を実行しつつ、事業全体を劇的に転換するパラダイムシフトを実現します。100年の歴史を誇るラグジュアリーカーメーカーが今後10年で持続可能かつ倫理に根差したロールモデルへと姿を変え、皆様に新たなラグジュアリーをお届けします」

2025年にはベントレー初のピュアEVが発売される予定。このモデルが、完全なるカーボンニュートラルを実現するための重要なターニングポイントとなる。直近では、2021年に新たなプラグインハイブリッドモデルを2モデル発表、2023年までには全ラインアップにプラグインHVモデルを導入する予定だ。

同社は創立100周年という節目に、電気自動車のコンセプトカー「EXP 100 GT」を発表し、電動化の未来のカタチを示した。このコンセプトカーには持続可能な素材がふんだんに採用され、5000年前の倒木に銅を溶け込ませた「リバーウッド」という木材や、伝統的な方法で生産されたウールカーペット、ワイン醸造過程で生まれる副産物を原料としたレザーのような生地などがこのコンセプトカーの室内を彩った。ベントレーは現在生産中のクルマはもちろん、今後生産するクルマにおいても持続可能な方法で調達された材料のみを使用していく。

ビヨンド100は一方で、電動化を加速させるだけでなくベントレーのビスポーク部門である「マリナー」の新時代を切り拓く戦略でもある。マリナーは現在「マリナークラシック」、「マリナーコレクション」、「マリナーコーチビルド」という3部門で構成されている。最近発表された「バカラル」は、マリナーの新時代を象徴するクルマ。マリナーコーチビルドが手掛けた最初の作品でありEXP100GTと同じ持続可能な素材が採用された。

これまで100年間、ベントレーはグランドツーリングを定義してきた。カスタマーに最高の体験を提供することで高い評価を受けてきたベントレーブランドの魅力を維持しながら、ラグジュアリーカーを求める既存および新規のカスタマーにアピールするため、パイオニア精神を忘れず、サステナビリティにおけるロールモデルとなり、社会的責任を果たすブランドのリーダーとなるべく同社はビヨンド100戦略を通して確固たる地位を築いていく。

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