新型「ゴルフGTD」は200ps/400Nmの2Lディーゼルターボを搭載。7.1秒の0-100km/h加速、245km/hの最高速をマーク
11月2日、フォルクスワーゲンは新型「ゴルフ」(8代目)に設定された高性能ディーゼルモデル「ゴルフGTD」を欧州で発売した。
新型ゴルフGTDは、ガソリン仕様の「GTI」やプラグインハイブリッド仕様「GTE」とともに今年3月に発表。新型ゴルフの高性能シリーズを構成するモデルの一台だ。
歴代ゴルフのなかで最も強力な「TDI」は2L直列4気筒ディーゼルターボで、200ps/400Nmを発揮。7速DCT(DSG)との組み合わせにより、0-100km/h加速を7.1秒でこなす加速性能を実現するとともに、22.7km/Lの燃費(NEDCサイクル)をマークする。最高速は245km/hと発表されている。
このTDIエンジンは一方で、環境コンシャスである点も特色。パワーユニットは2基のSCR(選択式還元触媒)技術を用いた触媒コンバーターに直接接続。SCRには尿素水「AdBlue」を使用することで、排出ガスに含まれる窒素酸化物を大幅に削減する。
内外装のデザインはゴルフの「GT」シリーズの一員であることが明確に表現されている。フロントマスクでは、LEDストリップで繋げられたLEDヘッドライトが目を引く。このLEDストリップはデイタイムランニングライトとして機能するほか、ドライバーがキーを持って車両に近づいたときにも点灯する。ブラックのハニカムパターンを採用したフロントエアインテークも特徴的なディテールだ。
ホイールサイズは17インチが標準で、ブレーキキャリパーはレッド塗装となり、確かな走りを予感させる。これにブラックの幅広タイプのサイドシルを組み合わせ、スポーティなサイドビューを創出している。
リヤビューでは大型ルーフエンドスポイラーや、下部のディフューザーが高性能モデルであることを主張。エキゾーストフィニッシャーは2本出しで、左側に配置される。「GTD」バッジはリヤゲートの中央部に装着する。
ヘッドレスト一体型フロントシートを採用したインテリアでは、独特のタータンチェックのシート地がGT系モデルを実感させる。ステアリングホイールのデザインもGTモデル専用で、手を触れる機会の多い左右部分はパンチングレザーが張られている。
プログレッシブステアリングや電子制御式デフロック「XDS」といった高性能版ならではの装備に加えて、レーンアシストシステムをはじめとする先進安全運転支援機能、さらに携帯電話のワイヤレスチャージャーといった安全・便利なアイテムも標準で装備されている。
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