苦境のルノー・グループがブランド強化策を打ち出す

田畑修
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各ブランドの独立性を高めて収益力を強化。F1チームの名称もアルピーヌに

2019年通年、2020年上半期(1~6月)と続けて純利益が赤字となり、業績回復が急務のルノー・グループが各ブランドを強化する復活策を打ち出してきた。現在もルノー、ダチア、アルピーヌ、商用車のアフトワズ(ロシア) 、ルノーサムスン(韓国)といったブランドを展開するルノー・グループだが、乗用車ブランドを従来のルノー、ダチア、アルピーヌに加えてニューモビリティの4つのビジネスユニットに再編。それぞれのビジネスユニットの独立性を高め、権限を強化することでグループ全体の収益力を高めていく考えだ。

2021年シーズンからはF1チームからルノーの名称が外され、アルピーヌF1チームの名で参戦することになる。

各ビジネスユニットには権限を持つトップを置く形となり、ルノー・ブランドはグループCEOのルカ・デメオ氏が兼任し、ダチアはグループのセールスおよびマーケティングを統括してきた副社長のデニス・ル・ボット氏が、アルピーヌはルノースポールF1のマネージング・ディレクターを務めるシリル・アビテブール氏がトップに就任する。
そして次世代車を担当するニューモビリティ部門は最高財務責任者(CFO)のクロチルド・デルボス氏が指揮をとる。
これを機にF1チームからもルノーの名称が外され、2021年シーズンからはアルピーヌF1チームの名で参戦することになる。当面は試験的な形で4部門体制を運営するというが、新体制がコロナ後の業績回復に大きく貢献することになるのか。今後の動きに注目したい。

ルボラン2020年11月号より転載

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