アウディでは日本市場初のピュアEVとなる「e-tronスポーツバック」が発売開始!

全ての画像を見る

合計402psを発揮する前後の2モーターと95kWhバッテリーを搭載。5.7秒の0-100km/h加速と最大405kmの航続距離を実現

アウディジャパンは9月17日、アウディブランド日本初導入となるピュアEV「e-tron(イートロン)スポーツバック」を、全国の「e-tron正規ディーラー(52店舗)で発売した。まず発売されるのは、日本導入を記念した特別限定車「1stエディション」だ。

●「アウディe-tronスポーツバック」モデルラインアップ
・55クワトロ1stエディション:13,270,000円
・55クワトロ1stエディション(バーチャルエクステリアミラー仕様):13,460,000円
※価格は消費税込み。ハンドル位置は右

アウディは、2018年9月に新型電動SUV「アウディe-tron」を世界初公開して電動化攻勢を開始。2025年までに全世界の主要な市場において20モデル以上の電気自動車(バッテリー・エレクトリック・ビークル=BEV)を発売して、プラグインハイブリッドを含む電動化モデルの販売台数を全体の約40%にすることを目指している。日本市場では、このたび発売された「e-tronスポーツバック」を皮切りに「e-tron SUV」がそれに続く予定だ。

ボディサイズは旗艦SUVの「Q8」よりはコンパクトだが、日本では大柄な部類に入る。スリーサイズは全長4900×全幅1935×全高1615mmで、ホイールベースは2930mm。Q8と比べて95mm短く60mmナローで、90mm低い。ホイールベースはQ8の方が65mm長い。最低地上高は190mmで、最小回転半径は5.7mと発表された。ボディサイズはQ8よりコンパクトだが、荷室容量はe-tronスポーツバックの616Lの方が、Q8の605Lを上回っている。

ボディはアルミとスチールを適材適所に配置することで軽量・高剛性を実現する複合コンセプトを採用。駆動用バッテリーはボディ下部のホイールベース間に配置することで、低重心化を実現している。また、サスペンションは前後とも5リンク式を採用。アダプティブエアサスペンションを標準装備することで、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高いレベルで両立させている。

パワーユニットは、前後アクスルそれぞれにモーターを搭載。最高出力/最大トルクは2モーター合わせて300kW(約402ps)/664Nmを発揮し、Sモードのブースト時で5.7秒の0-100km/h加速(Dレンジでは6.6秒)をマークする。バッテリーのエネルギー容量は95kWhで、一回の満充電あたりの航続距離は最大で405km(WLTCモード)を実現。

駆動方式は、前後のモーターがそれぞれのアクスルを駆動する「クワトロ」。通常はおもにリヤのモーターを使用することで走行抵抗を低減し、エネルギー消費を抑える。一方、滑りやすい路面や急加速、コーナリング時など4WD走行が望ましいとシステムが検知した場合、フロントモーターも駆動する。電気モーターのトルクが立ち上がるまでに要する時間はわずか0.03秒。これは従来のいかなる「クワトロ」テクノロジーよりも遥かに鋭い反応時間だ。これによって、瞬時に余すところなくモーターのパワーを路面に伝えることが可能だ。

エクステリアにはアウディのQファミリーをイメージさせる8角形のシングルフレームグリルを採用。プラチナグレーのフレームや下部に配したe-tronのロゴによって他のQファミリーとの差別化を図っている。サイドビューは低く弧を描くルーフラインにより、SUVクーペのスタイリッシュさを表現。また前後のブリスターフェンダーが「クワトロ」によるの力強い走行性能を視覚的に表している。

アウディ初の装備となる「バーチャルエクステリアミラー」を設定した点も見逃せない。これは標準のドアミラーに代えて、小型カメラにより車両側方の視界を確保。カメラが捉えた映像は、ダッシュパネルとドアとの間に設置されたOLEDディスプレイに表示され、明るさや最適な視角へと調整が可能だ。標準のドアミラーに比べてミラーハウジングがスリム化することで空気抵抗を低減し、空気抵抗係数(Cd値)は0.26を実現。高速走行時の風切り音も低減されている。

インテリアは水平基調のダッシュボードの中央に、ふたつのMMIタッチレスポンスのディスプレイを上下に配置。アウディバーチャルコックピットをはじめとする、デジタルオペレーション機能がアウディの先進性を象徴している。ちなみにディスプレイをオフにすると、上部ディスプレイは周囲のブラックパネルに溶け込んでほとんど見えなくなる。インテリアではまた、高電圧をイメージさせるオレンジカラーをインテリアにも採用することで、「e-tron」の個性を際立たせた。

日本導入を記念した限定モデル「1stエディション」には、サイレンスパッケージ(アコースティックサイドガラス/プライバシーガラス/Bang & Olufsen 3Dサウンドシステム/パワークロージングドア)をはじめ、5Vスポークスターデザインの21インチアルミホイール、カラードブレーキキャリパーオレンジを特別装備。また、これにバーチャルエクステリアミラーを追加したモデルを別途、設定している。

日本仕様の「e-tronスポーツバック」の充電には、標準装備する家庭用の普通AC(交流200V標準3kW、オプションで8kW対応)充電器と、主として公共の急速DC(直流)充電器に対応。公共の充電設備としては全国に7800カ所に設置されているCHAdeMO(チャデモ)規格の急速充電器(出力50kWまで)が利用可能だ。e-tron の95kWhのバッテリーを0から80%まで充電するための所要時間は、50kWの出力で1時間半だ。

また、アウディジャパンではe-tronの導入にあわせて、「e-tron Charging Service」を提供し(1年目のみ月会費の5000円と1分15円の従量料金が無料)、このサービスで提供される充電カードは全国約7800カ所の急速充電器のうち約86%をカバーする「合同会社 日本充電サービス(NCS)」加入の充電器で利用可能。普通充電を含めると、2万1700カ所(2020年4月現在)の充電ステーションを利用することができる。

なお「e-tronスポーツバック」の購入に際しては、約40万円の減税メリットを受けられ、これに加えて一般社団法人・次世代自動車振興センターが交付する「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」の該当車両のため、40万円の補助金を受け取ることができる。またアウディジャパンでは家庭での普通充電器の設置費用をサポートするほか、自然電力株式会社との提携により、購入者には、自然エネルギー実質100%による電力を提供するプランを用意している(1年間、月額1000円の割引を提供)。

■関連記事

AUTHOR
2020/09/18 09:00

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業電話ラッシュをなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!