アウディの高性能SUVである「SQ7」と「SQ8」にガソリン仕様が追加!

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507ps/770Nmを発揮する4L V8ツインターボ搭載。0-100km/h加速は4.1秒を実現

9月15日、アウディはラージSUVの「Q7」および「Q8」に、ガソリンエンジンを搭載する高性能版「SQ7 TFSI」と「SQ8 TFSI」を設定したと発表した。両モデルとも欧州市場にはこの秋から導入される予定で、販売価格はSQ7 TFSIが9万3287.40ユーロ(約1172万円)、SQ8 TFSIが10万1085.72ユーロ(約1270万円)だ。

SQ7とSQ8にはすでに、ディーゼルエンジンを搭載する「SQ7 TDI」「SQ8 TDI」が設定されており、これでQ7とQ8のSモデルにはディーゼル仕様とガソリン仕様の両方から選べることになる。ちなみにSQ7 TDI/SQ8 TDIには435ps/900Nmを発するツインターボ過給を備えた4L V型8気筒ディーゼルを搭載している。

SQ7 TFSI/SQ8 TFSIが搭載するパワートレインは、507ps/770Nmを発揮する4L V型8気筒ツインターボの「4.0 TFSI」と8速AT(ティプトロニック)。そのアウトプットは「クワトロ」4輪駆動システムを介して全輪に放たれ、大柄なボディにもかかわらず4.1秒の0-100km/h加速をマーク。最高速は250km/hでリミッターが介入する。

このV8ユニットは一方で、「COD(シリンダーオンデマンド)」システムの採用により、走行状況に応じて4気筒が休止して効率的に走行。欧州複合モードによる最高燃費は8.3km/Lを実現する。さらに、アクティブエンジンマウントの採用によってエンジンの振動とは逆位相の振動を発生させる効果で、乗員に伝わるエンジンの振動は最小限に抑え込まれている。

スポーツシャシーが標準となる両モデルには、4輪操舵システム「オールホイールステアリング」を備えたアダプティブエアサスペンションスポーツを搭載。低速では後輪が前輪とは反対方向に5度操舵され回転半径を縮小し、駐車時などでの取り回しを容易に。一方、車速60km/h以上では後輪が前輪と同位相に操舵され、走行安定性向上に寄与する。

ドライビングモードは「コンフォート」、「オート」、「ダイナミック」、「エフィシェンシー(効率)」、「オールロード」に「インディビジュアル(個別設定)」を加えた6つを設定。ドライバーは走行状況などに応じ、アウディドライブセレクトで任意のモードが選択できる。

オプション設定されるアドバンスドサスペンションパッケージを選択すると、リヤアクスルにトルクベクタリング機構を持つスポーツディファレンシャルが装備され、高速コーナリングなどでより俊敏に、安定した走りを実現。アンダーステアを最小限に抑え込むことが可能だ。

アドバンスドサスペンションパッケージではさらに、電気機械式アクティブ・ロール・スタビライゼーション(e-AWS)が装備されており、電気モーターを介してスタビライザーを作動。これにより高いレベルの乗り心地を実現。高速コーナーでは横揺れを低減するなど、パッセンジャーのクルマ酔いを防ぐ効果も期待できる。

ホイールサイズはSQ7が20インチ、SQ8は21インチを標準装備。オプションでそれぞれ22インチ、または23インチが選択可能だ。フロントブレーキのディスクは400mm径で、ハイアウトプットのエンジンに対応した制動性能を発揮する。ブレーキキャリパーはブラックカラーが標準だ。またブレーキはオプションでカーボンセラミックディスクに変更でき、その場合はキャリパーカラーがアンスラサイトグレーとなる。

エクステリアは、シルバーフレームを用いた八角形のシングルフレームグリルに加え、輪郭が強調されたフロントエアインテークやSモデル特有のエキゾーストシステムといったパーツが高性能版としての存在感を高めている。

インテリアでは、ダイヤモンドステッチが目をひく「S」モデル専用仕上げのスポーツシートや、つや消しのアルミニウムトリムなどが採用。スポーティで洗練された雰囲気が演出されている。

運転支援技術では、アウディの現行ラインナップの多くに採用されている先進機能に加えて、ボタン操作だけでパーキング操作をしてくれる「パークアシストプラス」や、車速10km/h未満で前進および後退している際に障害物を検知した場合に車両を完全停止させ、例えば駐車場内での他の駐車車両や駐車場の柱や壁への衝突を防ぐ「マニューバアシスト」といった機能を新たに採用している。

 

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2020/09/16 10:00

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