1400馬力の怪物EV! フォードが「マスタング・マッハE」のレーシング仕様を製作

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「マスタング・マッハE1400」では前後アクスルに合計7つのモーターを搭載! 高性能EVの可能性を実証

7月21日、フォードのモータースポーツ部門であるフォードパフォーマンスは、マスタングの電動SUV「マスタング・マッハE」をベースにしたレーシングプロトタイプ、「マスタング・マッハE1400」を開発したことを発表した。

このプロトタイプは、フォードパフォーマンス手がける高性能EVの可能性を実証するために、アメリカの競技車両開発のスペシャリスト「RTRビークルズ」と共同で開発したものだ。

ベース車両は、この年末から米国のカスタマーにデリバリーがはじまる電動SUVのマスタング・マッハE。市販のマスタング・マッハEには2基のモーターが搭載されるが、このプロトタイプ「マッハE1400」にはフロントアクスルに3基、リヤアクスルに4基、合わせて7つのモーターを搭載。トータルで1400psを発生する。

フォードパフォーマンスでモータースポーツディレクターを務めるマーク・ラッシュブルックはこのマシンを「電気自動車で実現可能なテクノロジーのショーケース」と表現している。

エクステリアでは、フロントスプリッターや前後フェンダー後部の冷却用ダクト、大型リヤウイングといったパーツが用いられており、エアロダイナミクス性能を追求。これはフォードのレースカーの生産プログラムと多くを共有したもの。ダウンフォース量は車速160マイル(約257km/h)で2300ポンド(約1043kg)以上を目標として開発されたという。

ボディパネルはカーボンファイバー製だが、ボンネットはカーボンファイバーに代わる軽量な有機複合ファイバーが用いられており、新しい素材のテストベッドとしての役割も担う。

フルバケットシートやロールケージが採用されたインテリアは、インパネ中央の大型ディスプレイなどによって、レーシング仕様ながらデジタル化の促進がうかがえる。

56.8kWhのバッテリーはニッケルマンガンコバルトの三元系で、超高性能と高放電率を実現。バッテリーシステムは充電中に誘電体冷剤を使用して冷却されるよう設計されており、充電時間の短縮化が図られている。

ブレンボ製のブレーキシステムには電気式ブースターが統合されており、ABSと組み合わせた直列回生ブレーキと、ブレーキシステムを最適化する安定性制御が可能。ドリフト走行用に設計された油圧式ハンドブレーキシステムが備わり、リヤモーターへの電力供給を遮断することができる。

そんなプロフィールのマスタング・マッハE1400の走りは、下記の動画でご確認を。フォードが手がけてきたマシンとの豪華競演によって、マスタング・マッハE1400のパフォーマンスの高さが表現されている。

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