復刻の“007ボンドカー”「アストンマーティンDB5コンティニュエ―ション」1号車が完成!

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1964年に公開された映画「007ゴールドフィンガー」の劇中車と同様のギミックを装備

7月6日、アストンマーティンは世界25台限定で生産される「DB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」の1号車が完成したことを明らかにした。

このモデルは1964年に公開された映画「007ゴールドフィンガー」にボンドカーとして登場したDB5の復刻モデル。2017年に「DB4 GTコンティニュエーション」でスタートしたコンティニュエーションプログラムの第2弾として企画され、現代的なエンジニアリングを用いながら、当時の製造方法やプロセスが忠実に再現される。

DB5は「世界で最も有名なクルマ」と呼ばれており、時代を超えたスタイルとスポーツカーの代名詞的存在として、クラシック・アストンマーティンのなかでもとりわけ人気の高い1台。1963年から1965年の間に900台が生産され、最も有名なオーナーは、映画「007ゴールドフィンガー」で銀幕デビューを飾った際に相棒となった、世界で最も有名な英国諜報部員ジェームズ・ボンドである。そんなDB5が生産終了から55年の時を経て、再び生産されることになったのである。

生産を担当するのは、英国ニューポートパグネルにある本社のヘリテージ部門。車体は軟鋼材のフレームをベースにアルミニウム製ボディパネルを組み合わせる。エンジンは自然吸気式の4L直列6気筒で、6本のプラグヘッドや3基のSUキャブレター、オイルクーラーを装備。最高出力は290bhp(約294ps)を発生する。トランスミッションはZF製の5速MTで、駆動するリヤアクスルには機械式のLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)が組み合わされる。

ノンパワステのラック&ピニオン式ステアリングや、スタビライザー付きのフロント用ストラットサスペンション、ラジアスアームとワッツリンケージを備えたライブアクスルリヤサスペンション、そしてガーリングタイプのサーボ付きスチール製ディスクブレーキなど、シャシーや足まわりにはオリジナモデルと同じ、ダイナミックパッケージが採用される。

さらにこのモデルでは、映画「007ゴールドフィンガー」でジェームズ・ボンドが披露してくれた様々な仕掛けも忠実に再現。その多くは実際には使用できない擬似的な装置となるが、ボンドカーの雰囲気を十分に味わうことができる。採用されたギミックは以下のとおり。

[エクステリア]
・リヤスモークスクリーンデリバリーシステム
・リヤ擬似オイルスリックデリバリーシステム
・フロントおよびリヤの回転式トリプルナンバープレート
・ツインフロント擬似マシンガン
・防弾仕様のリヤシールド
・ボディの前後に搭載するバタリング・ラム(破城槌)
・擬似タイヤスラッシャー
・着脱式助手席ルーフパネル(オプション)

[インテリア]
・擬似レーダー追跡システム
・運転席ドアに設置された電話
・シフトレバーに搭載された脱出用ボタン
・アームレストやセンターコンソールに設置された各種スイッチ
・シート下の武器格納トレー
・各種ギミックを作動させルためのリモコン

アストンマーティン・ラゴンダ社でCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)を務めるマレック・ライヒマンは、次のようにコメントしている。
「DB5は、ジェームズ・ボンドとの50年以上にわたる関係によって、間違いなく世界で最も有名なクルマになりました。このたび発表したように、カスタマーにお届けする最初の1台が完成しました。このDB5は、半世紀以上にわたって私たちが培ってきた技術によって蘇らせた新しいDB5なのです。このDB5が手元に届いたとき、所有する25名の幸運なオーナーはきっと興奮してくれると確信しています」

ボディカラーは、劇中車のオリジナルと同じ「シルバーバーチペイント」のみ。ちなみに、このモデル1台を製造するのにかかる時間は約4500時間で、価格は税別で275ポンド(約3億8200万円)。カスタマーへは、今年の下半期から順次デリバリーがはじまる。

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