“ニュル”に登場! BMWが次期「M3セダン」と「M4クーペ」のテストを公開!

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480ps/650Nmの新開発の直6ターボを搭載。コンペティション仕様は510psを発揮

BMWはこのほど、現在開発を進めている新型「BMW M3セダン」および「BMW M4クーペ」のプロトタイプを用いたテスト走行の様子を公開した。

新型M3およびM4には、新開発の直列6気筒ターボエンジンや専用セッティングを施したサスペンションが搭載され、高性能ミドルクラスのセグメントで新たなベンチマークを打ち立てるモデルになると、同社では自信を見せている。

新型M3およびM4に搭載する直6ユニットは、Mツインパワーターボテクノロジーが採用された高回転型ユニットで、480ps/650Nmを発揮。上位グレードに位置付けられる「コンペティション」では最高出力値が510psに引き上げられる。ちなみにこのスペックは従来型と比べて、最高出力が標準仕様が49ps、コンペティション仕様では60ps、最大トルクは100Nmの上乗せとなる。トランスミッションはMTのほか、BMW M専用仕立てとなる8速AT(Mステップトロニック)が設定される。ちなみに燃費は、まだ参考値の段階であるものの最高で9.5km/Lをマークするという。

サスペンションのスプリングやダンパー、ブレーキを含めて各コンポーネントの高い仕上がりを実現するべく、現在、南フランス・ミラマにあるBMWグループのテストセンターをはじめ、スウェーデン・アリエプローグでの寒冷地テスト、主要サーキットトラック、そして公道と、あらゆる環境でテストが重ねられている。

とくにドイツ・ニュルブルクリンク・サーキットのノルドシュライフェ(北コース)でのテストでは、ドライブトレインとサスペンションの相互作用における基準を設定するものとなる。もちろん世界中のそのほかのサーキットトラックでも高水準のパフォーマンスを発揮できるよう、開発スタッフはテストプログラムを常に拡張させている。

開発チームはすでに、新型M3およびM4のサスペンションセッティングが煮詰められ、新しい直6ユニットの特性に合わせて調整されていることを確認。それは、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)も開催するドイツのザクセンリンクでのテストでも確認済みだ。ザクセンリンクは全長3.67kmのサーキットトラックで、ヘアピンなどのコーナーを含んでいるが、長いストレートや中速コーナーがあり、高速型のレイアウト。比較的難しいコースとして知られているが、そんなサーキットトラックでも確かな走りが確認できているようだ。新型M3そしてM4の登場に、期待は高まるばかりである。

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