クルマの動力性能を司るエンジン内部は摩耗していく。それは高性能サルーンでもエコカーでも同じことだ。そんなお疲れな内燃機関の修復と保護を図るべく、ドイツ産学連携が生んだケミカル製品を試してみた。
ひと月後に現れた効果は体感できるレベルなのだ
ご存じの通り、燃焼エネルギーを運動エネルギーに変換しているクルマの内燃機関は、1分間に数千回もの爆発と往復運動を繰り返す仕組みだ。動き続けるシリンダーやクランク機構はオイルで保護されているとはいえ、高速サイクルで金属が擦り合う部分には少しずつダメージが蓄積して、燃費や出力といったパフォーマンスを徐々にダウンさせてしまうという。
こうした内燃機関の保護を謳うアイテムが数ある中で、今回リポーターがトライしたのが、レヴィテックの「パワーショット」だ。ワークスマシンの開発も務める、レーシングドライバーのミハエル ・クルム選手が直々にレコメンドということで、ドナー車のプジョー308(2016年式/走行2万3000km)の排気量1.6Lに応じて、法定点検のオイル交換時にパワーショット(250mL)をオイルフィラーに注入した。
クルム氏によれば、このレヴィテック・パワーショットはドイツの産学連携で開発された環境製品で、欧州では風力発電や産業用機械を中心に施工されているケミカルとのこと。これを潤滑油に注入すると、鉱物由来のシリジウムで形成されたナノ粒子が、擦れ合う金属の摩擦面にセラミック質をコーティングして修復・保護を図り、フリクションの低減と耐摩耗性の向上が得られるという。
その効果は、パワーショットを注入したひと月後の燃費に現れた。当初は11~12km/Lとこれまでとほぼ同じ数値が続いたが、クルマの使用環境を変えることなく、走行距離が1000kmを超えた頃から徐々に13km/L台を示し、翌月の平均燃費では14.1km/Lに記録更新。前月比で2.6km/Lも月平均燃費が改善され、その効果はいまも持続している。
しかも、エンジンが軽快さを増したことは日常走行でも体感できるレベル。これはホンモノだ!
お問い合わせ
テクニックグループ 045-476-4081 https://rewitec.jp/
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