さらにダイナミック! 「ベントレー・ベンテイガ」が内外装をアップデート

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まずは550ps/770Nmを発する4L V8ツインターボ仕様の「ベンテイガ」が登場

6月30日、ベントレー・モーターズは、フェイスリフトを受けた新型「ベンテイガ」を発表した。

新型の発表に際し、同社のエリドリアン・ホールマーク会長兼CEOは次のように述べている。
「約5年前に発売したベンテイガは、ラグジュアリーSUVの先駆けとなりました。コンチネンタルGTがそうであったように、初代ベンテイガもまた、まったく新しいセグメントを創出したのです。当社がセグメントのベンチマークを確立して以来、競合他社の進出が相次ぎましたが、ベンテイガほどの万能性を誇るクルマは他にはありません。当社は新型ベンテイガによって、ラグジュアリーSUVセグメントの頂点を引き上げ、ライバルのさらなる引き離しを目指します。私たちはお客様の声に耳を傾け、お客様が最も大切だとお考えのポイントに対し、改善を重ねて参りました。新型ベンテイガは、先代モデルの性能と魅力をモダンかつ美しく進化させた結晶です」

新型ベンテイガでまず注目すべきは、驚くほどダイナミックになったルックスだ。これは第3世代の「コンチネンタルGT」と新型「フライングスパー」に導入された、ベントレーの新しいデザイン言語からインスピレーションを得たもの。ベントレーの新たなラインアップを構成するこれら3車種は、これまで以上にデザインの統一が図られている。大胆なスタイリングによって堂々とした存在感を生み出しつつも、フロント部分の全パネルの設計を見直し、すっきりとモダンな外観に仕上げられている。

大型化されたマトリクスグリルは、より垂直にそそり立ち、インテリジェントな新設計LEDマトリクスヘッドライトには、クリスタルカットガラスをイメージした独自デザインを採用。アグレッシブな印象のフロントバンパーからは、このクルマの驚異的なパフォーマンスが伝わってくる。フロントガラスに初導入されるウェットアームワイパーは、各ワイパーアームに22のウォッシャージェットを内蔵している。

リヤのデザインも全面的に見直された。車幅いっぱいに延びたテールゲートに溶け込むように、新設計のコンビネーションライトを配置。ライセンスプレートはバンパーへと移動し、すっきりとした印象に。分割型のワイドなテールパイプは、このクルマの強力なパワーを主張する。リヤトレッドが20mm拡張されたことでダイナミックさが強調され、ホイールアーチ内のホイール位置も変更され、クルマ自体の佇まいが向上。22インチのホイールもベンテイガ専用の新デザインだ。

インテリアにも一層磨きがかけられている。センターフェイシア、ステアリングホイール、ドアトリムなどが新設計され、シートも一新されている。オプションの5シートの場合はリヤシートにもベンチレーターが付属する。シート設定によって異なるが、リヤキャビンの足まわりスペースは最大で100mm広くなり、さらに居住性を高めている。

次世代インフォテインメントシステムは、ベントレーの翼をイメージしてハンドクラフトされたダッシュボードにシームレスに組み込まれ、エッジ・トゥ・エッジの10.9インチディスプレイが搭載される。このデジタルディスプレイは完全新設計で超高解像度、しかもドライバーの好みに合わせて設定変更が可能だ。

リヤシートに装備される新設計のタッチスクリーンリモートはサイズが拡大し、新型フライングスパーに導入されたものと同様の便利なタブレットタイプとなった。コネクティビティも大幅に改善され、USBタイプCポートとワイヤレススマートフォンチャージャーが標準設定され、利便性の向上も抜かりない。

豪華なインテリアを一層引き立てたい場合は、ベントレー初となるダークティントのダイヤモンドブラッシュドアルミニウムのトリムが選択できる。また、まっすぐな杢目が美しいウッドパネルである「コア」と「クラウン・カット・ウォルナット」もベンテイガのオプションにプラスされた。マリナードライビングスペシフィケーションには新たなキルトデザインが加わり、シートの新しいオプションとしてはマイクロパイピングが登場した。

パワートレインはまず、V8モデルから設定。550ps/770Nmを発揮する4L V型8気筒ツインターボエンジンが搭載され、4.5秒の0-100km/h加速、290km/hの最高速をマークする。その一方、気筒休止システムの採用により欧州複合モードで7.5km/Lの燃費を実現している。

今後はプラグインハイブリッド仕様や、6L W型12気筒エンジンを積む最上位モデル「スピード」が追加される見通しだ。

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2020/07/03 11:00

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