「ダンロップ・ビューロVE304」静粛性と快適性の高さが特徴のコンフォートタイヤ【タイヤ バイヤーズガイド 2020春】

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ダンロップのプレミアムコンフォートタイヤ「ビューロVE304」が7年ぶりに刷新。その最新モデルは、しっかりとした走りはもちろん、同乗者にも優しい乗り味が特徴となっている。

履き替えれば誰もが実感できるプレミアムな静粛性を獲得

タイヤには、メーカーごとにいくつかのブランドがある。ビューロは、ダンロップのプレミアムコンフォートタイヤとしてブランドの価値を守ってきた。さらに、ビューロは従来のVE303からVE304の進化し、最上レベルの静粛性に快適性と最高レベルのウェット性能が長続きするとのことだ。

実際にVE304をアウディQ5に装着したところ、石などの骨材が見えるようなザラついた路面を通過しても、ゴーッという感じのロードノイズが大幅に低減。特に、低周波帯にフィルターがかかっているように聞こえるので車内で響かず耳障りではない。こうした静粛性は、タイヤの断面形状にラウンドプロファイルを採用し路面からの入力を緩和したことなどによる効果だ。

縦溝を緩やかに曲線化した3D波型グルーブを採用することなどに、より溝内の空気が排出される際の音のエネルギーを低減しパターンノイズを抑制。さらにトレッドパターンの剛性を最適化し素直な操縦性を獲得している。

さらに、従来技術のサイレントコア(特殊吸音スポンジ)をタイヤ内側に装備し、路面段差通過時に聞こるパカッという感じの空洞共鳴音を抑え込んでいる。路面が整っていても聞こえるビョーという感じのパターンノイズは、接地面の縦溝を曲線化する3D波型グルーブの採用により溝内の空気が抜け出す際の音のエネルギーを抑制。ロードノイズとともに、優れた静粛性の実現に役立っている。

VEUROVE304はSUVだけではなくミニバンからセダンやコンパクトカーまで幅広いカテゴリーに対応。サイズは15インチから21インチまで64サイズと軽自動車やベーシックカーを除いてほぼフルカバーしている。

しかも、3D波型グルーブは溝内奥部の形状を拡大し摩耗時でも排水性能を維持している。今回はウェット路面で試乗をする機会がなかったが、ウェットブレーキ性能は7%向上。日本自動車タイヤ協会による業界自主基準のラベリング精度でウェットグリップ性能がaからdまでの4段階で最上のa(64サイズのうち185/65R15はb)を獲得している。

また、レーンチェンジにおけるフラつきが10%低減しているとのこと。その通りに、ステアリングは切り始めからスムーズな応答性を示し、レーンチェンジを終える際にも挙動がスーッと収まり直進状態に戻れる。直進性を際立たせるような特性は備えていないが、アウディの4WDシステムであるクワトロならではの安定性は実感しやすい。
まさに、VE304はプレミアムコンフォートタイヤとしての進化。タイヤのデザインをアウディの元デザイナーである和田智氏がプロデュースしていることもトピックだ。

お問い合わせ
住友ゴム工業 0120-39-2788 http://tyre.dunlop.co.jp/

取材協力
アウディジャパン 0120-598-106

フォト=小林俊樹/T.Kobayashi ルボラン2020年6月号別冊付録より転載

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萩原秀輝
AUTHOR
2020/06/06 15:00

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