ラグジュアリーな都会のナイトライフに似合う
フェラーリ・ジャパンは4月2日、コーンズの芝ショールームにて2019 年11 月にイタリア・ローマで初披露された最新V8 2+クーペ、「フェラーリ・ローマ」 のジャパンプレミアとなる「Ferrari Roma Media View」を開催した。
発表会の冒頭で登壇したフェラーリ・ジャパン代表取締役社長のフェデリコ・パストレッリ氏は、「イタリア語で“La Nouva Dolce Vita(新しい甘い生活)”をコンセプトとするフェラーリ・ローマのコンセプトはイブニングドレスに身を包んだF1マシンです。ネーミングは1950~60 年代における、ローマの自由なライフスタイルを現代的に再解釈したもので、その発想が由来となっています。また、ラグジュアリーな都会のナイトシーンにも似合いますし、デイリーカーとして日本のお客様に優れた快適性と運転体験をお届けできることを期待しています」と述べ、デザインに関するプレゼンテーションも自ら実車を交えながら行うほどの力の入れようであった。
フロントミッド搭載されるパワーユニットは、4年連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得している3.9L V8ターボで、新開発の8速DCTを組み合わせ、最高出力620ps、最大トルクは760Nmを発生、0→100km/h加速は3.4秒、最高速は320km/hのパフォーマンスを誇る。
ボディサイズは全長4656mm×全幅1974mm×全高1301mmで、ホイールベースは2670mm。エクステリアのデザインは、長く突き出した流線型の「シャークノーズ」と名付けられたフロントから、低いファストバックスタイルのテールエンドまで、ラウンドしたフォルムが印象的。リアスクリーンと一体化した可動リアスポイラーを備えるなど、エアロダイナミクスも優れているという。
ボディとシャシーは、70%が完全な新設計で、乾燥重量は1472kg。パワーウエイトレシオはこのクラスで最高レベルとなる2.37 kg/psをマークする。一方走行モード選択システムのマネッティーノは
「ウェット」「コンフォート」「スポーツ」「レース」「ESCオフ」の5 ポジションを用意。
コクピットはセンターコンソールでドライバーとパッセンジャーを隔てる「デュアルコックピット」のコンセプトを進化させたデザインで、センターパネル上部には8.4インチの縦型ディスプレイを採用、センターコンソール部には往年のシフトゲートを模したセレクターが配置された。
メーターパネルの16インチHDスクリーンは通常の速度や回転数のほか、ナビゲーションやマネッティーノ等、様々な情報を表示することが可能となっている。
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