マクラーレン・スピードテールが403km/hを記録

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米国ケネディ宇宙センターの滑走路で記録更新。2月には納車がスタート

マクラーレンが2018年10月に発表し、市販に向けて生産を進めているハイブリッド・スーパースポーツカー「スピードテール」のプロトタイプ最終型である「XP2」が最高速度250mph(約403km/h)を30回以上に渡って記録したと発表。すでにスピードテールの最初の生産分106台は、2億5000万円以上というプライスにもかかわらず完売しているが、2020年2月のデリバリー開始に先駆けて、そのパフォーマンスの高さを改めて示したことになる。

パワーユニットはガソリンエンジンと電気モーターのハイブリッドで、システム全体で最高出力1070ps、最大トルク1150Nmを発揮。最高速度は403km/hを記録する。

その名のとおり異例に長いテールを持つスピードテールは空気抵抗を極限まで抑えつつ、空力を積極的に利用する独自のフォルムで仕上げられ、カーボンファイバーの骨格とボディに1070psのハイブリッド・パワートレインが組み合わされる。車重は1430kgとされ、0→100km/hならぬ0→300km/h加速が12.8秒という超弩級のパフォーマンスを有している。
403km/hの最高速もスペックのひとつとして示されていたが、マクラーレンはその実力を米国ケネディ宇宙センターのジョニー・ベーマー実験場で証明。300km/hといわれる航空機の離陸速度をはるかに超える最高速を連続して叩き出したパフォーマンスは想像を超えるが、2月のデリバリー開始後、106台のうち1台でも日本に上陸する可能性はあるのか(購入した人はいるのか!?)。デリバリー後に伝わるであろう、そのあたりの情報も楽しみに待つとしよう。

ルボラン2020年3月号より転載
田畑修
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