1970年代に一世を風靡した初代をオマージュしたディテールに?
ニュルブルクリンクに現れた「日産フェアレディZ」のテスト車両。残念ながら、この現行型をベースとした車両がビッグマイナーチェンジのプロトなのかフルモデルチェンジ版なのかは断定できていない。しかし、その詳細は徐々に明らかになってきた。
複数の日産ディーラーから得た情報によれば、新しいフェアレディZは過去のモデルに触発されたレトロ風のフロントマスクを採用するという。具体的には、1970年台に人気を集めた「240Z」を彷彿とさせる円形ヘッドライトやスクエア基調のグリルをイメージ。リヤエンドでは、「300ZX」風テールライトが装備されるとか。これが事実なら大きな衝撃だ。一方、キャビン内は最新のインフォテインメントシステムを搭載。現行モデルとはまったく異なるレイアウトになるという。
パワーユニットは、現行スカイラインにも搭載される3L V型6気筒ツインターボの採用が濃厚。最高出力は、ライバルとなる「トヨタGRスープラ」の6気筒モデルを超える400psを発揮。グレード名は「Z400」になる。組み合わせるトランスミッションは9速ATを基本とするが、6速MTが用意される可能性もありそうだ。また、最高峰の「NISMO」仕様では最高出力が500psに到達すると予想されている。
なお、今回キャッチされたプロトタイプの中身がビッグマイナーチェンジ版の場合、ワールドプレミアは2021年内。フルモデルチェンジの場合は2022年以降に登場という説が有力だ。いずれにしても来年以降、フェアレディZに大きな変化が訪れることは確かなようだ。
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