パワーユニットには引き続きV12気筒ツインターボをラインアップか?
メルセデス・ベンツの最上級セダンとして発売されている「マイバッハSクラス」の新型が2021年にも発売される可能性があることが判明した。
スイス、アルプス山脈でキャッチされたプロトタイプは、分厚いカモフラージュによりディテールが隠されている。しかし、ヘッドライトとテールライトにはすでに市販型パーツが装着されているようだ。また、開発車両ではツインのエキゾーストパイプ形状に変化が見られるほか、耐久テストであることを示す牽引ヒッチも確認できる。さらに、ドアには奇妙なボックスが取り付けられているが、これはポップアップドアハンドルを新型「Sクラス」と共有することを示唆しているようだ。
Sクラスより7.9インチ(200mm)長い215インチ(5462mm)の全長、132.5インチ(3365mm)のホイールベースといったボディサイズは変更されない模様。しかし、エンジンが現行型より前方に移動することでキャビンのスペースは拡大されているようだ。
アルプスに現れた開発車両のキャビンは、後席に至るまで黒い布で覆われていたが、前席回りではデジタルインストルメントクラスターをはじめ大型タッチスクリーン・インフォテインメントシステムを搭載。空間を拡大した後席にはラグジュアリーなリムジンに相応しい装備、上質なトリムが盛り込まれていることは間違いない。
なお、搭載するパワーユニットは次期型でも最高出力630ps、1000Nmの最大トルクを発揮する6L V型12気筒ツインターボが続投となる模様。Sクラスではフェードアウトするユニットだが、これにはマイバッハの独自性をアピールする狙いもあるだろう。気になるデビュー時期だが、新型Sクラス(W223)が2020年と噂されているだけに、次期マイバッハSクラスは、冒頭の通り2021年にワールドプレミアされる可能性が高い。
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