間違いなくGT-Rはいまだ一線級のスーパースポーツだ
それだけに試乗してまず感じたのは、これまでの高い動力性能と運動性能が融合していた部分から生まれる、走りの解像度が高くなった感覚。操作に対するボディの反応や加減速、タイヤと路面の接地感などがいままで以上にクリアなものとしてドライバーの体に伝わってくるのである。
路面の荒れたところやバンプでの接地性が高い上に、ボディそのものを揺すらないように抑えが効いている。路面からの入力を上手くいなすため安定性の高さは相当のものだ。
しかしながら操作に対しては、間髪入れず気持ちよく反応を見せてくれて、これほどの大パワー/大トルクのクルマであるにも関わらず、全てがコントロール下に置かれているように感じさせてくれる点も優れている。
ただし、今回のニスモにとって、袖ヶ浦フォレストレースウェイはやや狭すぎるフィールドであることも間違いない。特にコーナーの曲率がGT-Rにとっては小さいところが多いので、2017年モデルと比べるとこのサーキットでは向きが変えづらく感じる場合もあった。特に以前はスロットルを抜いて向きを変えるようなシーンで、2020年モデルはしっかりと路面を捉え続け、リアもしっかりと踏ん張るため、小さなコーナーでは向きが変わりづらく思えたのだった。とはいえ、ベルリン郊外のDTMも開催されるような規模のサーキットの中速以上のコーナーでは、これ以上ないほどのコントローラブルな姿勢変化と操縦性を見せてくれたのだから、よりハイレベルな進化を遂げたといえる。
すでに12年が経過して古さを隠せない部分もあるが、それでも間違いなくGT-Rはいまだ一線級のスーパースポーツだった。
■関連記事
- 無敵神話はこの日に始まった…!BNR32、レースデビューをワンツーフィニッシュで飾る!【34年前の今日、こんなことが…】
- ”レーシングマシンのエンジンを搭載”、あの名車「スカイラインGT-R」発売さる!【55年前の今日、こんなことが…】
関連記事
最高出力を約10%向上させるとともに、EVならではの加速力をフルに発揮するためのチューニングを実施!「日産アリア NISMO」が公開【東京オートサロン2024】
日産
2024.01.14
過去から未来へ、その名は受け継がれていくであろう…2007年「R35型 日産GT-R」発売!【16年前の今日、こんなことが…】
××年前の今日…
2023.12.06
そろそろ次世代の足音が聞こえてくるGT-Rだけど、まだまだR35の輝きは健在だ!【モデルカーズ】
モデルカーズ
2023.12.01
1/20スケールで光るベストプロポーション!ナガノ製プラモ「ケンメリGT-R」を今あらためて作ってみる【モデルカーズ】
モデルカーズ
2023.09.30
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業電話ラッシュをなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>