【国内試乗】「ホンダ Nワゴン」安全性と利便性が向上したホンダ渾身のハイトワゴン

田畑修
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2019/10/08 11:00

ホンダN-BOXやダイハツ・タントといった売れ筋カテゴリーの軽自動車スーパーハイトワゴンに比べ、やや印象の薄いハイトワゴンだが、そこにホンダはあえて新型N-WGNを投入。その気になる2代目の実力はいかに!?

最新の安全装備がついて価格は127万円から

N-BOXなどがカテゴライズされるスーパーハイトワゴンの高天井の室内に比べるとスペースは限られ、大きく開くスライドドアの恩恵もないが、新しくなったN-WGNは「ちょうどよさ」を感じさせる。室内は決して狭くなく、大人4人で乗っても開放感は損なわれないだろうし、何より軽快な操縦感が嬉しい。

親しみやすい外観のノーマルグレードに対してカスタム(先の走りの画像)はクールなフロントスタイルが売り。15インチタイヤを履くターボはワインディングでも安定した走りを見せる。

超ハイトワゴンのようにコーナーでボディ上半分の重さを感じることもなく、試乗時の高速道路はかなりの強風だったが、ステアリングをしっかり握っていれば大きく進路を乱されることもなかった。チルトに加えてテレスコピック機能を備えたステアリングにより、軽自動車にありがちな今ひとつ決まらないドライビングポジションで妥協する必要もない。これはベストセラーのN-BOXに対しても優位性を誇れるだろう。

エンジンはターボ、NAともに3気筒でターボは64ps/104Nm、NAは58ps/65Nm。通常走行ではNAで十分だがターボのトルク感も魅力的。

カスタムのターボ車は高速道路でもストレスなく流れに乗ることができ、15インチタイヤに加えて唯一リアスタビライザーを備えることでワインディング路でもしっかり感のある走りを見せる。高速道路で長距離移動もこなしたいなら、このカスタムのターボはお勧めだ。一方のNA車は登りのフル加速時に非力さを感じるのは否めないが、CVT制御が進化したことでエンジンが無駄に吠える感覚は減り、一度速度が乗れば意のままに走らせるこができる。これにはN-BOXなどより50kgから70kg程度軽い車重も貢献していると思われる。

カスタムLターボは人工皮革を効果的に使った専用シートを標準装備し、室内もシックな色調でまとめられる。ラゲッジ床面は先代モデルより180mm低床化され、耐荷重50kgの荷室ボードで上下2段に分割して使うこともできる。

新プラットフォームは前後席の居住性向上に貢献しただけでなく、荷室の低床化により使い勝手は一段と向上。耐荷重50kgの荷室ボードで上下を分けて使うこともでき、ボードを取り払えば4人乗り状態でタイヤ4本を積み込める。この使い勝手のよさ+最新のホンダセンシング標準装備で127万円から、という設定に魅力を感じる人も少なくないはずだ。

フォト=郡 大二郎/D.Kori ル・ボラン2019年11月号より転載

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