「BMW 2002」は稀代のスポーツサルーンに設定されたヨーロッパ車初のターボ過給モデル【世界の傑作車スケルトン図解】#11-1

欧州のターボチャージャー過給のパイオニア

1960年代、北米市場にてGMが実験的に投入したものの、一般に普及するまでには至らなかったターボチャージャー過給。一方ヨーロッパでは、BMW2002ターボがパイオニアとなって1970年代から現在に至る技術的なスタンダートとなった。もともとコンパクトなスポーツサルーンとして優れた資質を有していたBMW2002はターボによるハイパワーを得て、さらなる飛躍を果たした。

BMW 2002

1:トランスミッションは4速MTまたは5速MT
2:マクファーソンストラット式フロントサスペンション
3:1990cc直列4気筒シングルカムエンジンは、ターボによって170ps/5800rpmと24.5kg-m/4000rpmを発生
4:KKK製のBLD型ターボチャージャー。インタークーラーはなし
5:高速走行に対応したフロントエアダム
6:1973年のデビュー当時、早くも採用されたベンチレーテッドディスク・フロントブレーキ(リアはリーディング&トレーリングのドラム)
7:ウエストラインからの丈が高く、ガラス面積の広いボディは、1960年代ドイツの常識
8:1960年代のBMWから広く普及したセミトレーリングアーム式リアサスペンション
9:FRP製オーバーフェンダー
10:ゴム製のリアスポイラー

BMW 2002

■生産年:1966~1977年
■生産台数:86万2000台
■国籍:ドイツ

Specification/BMW 2002 TURBO
■全長×全幅×全高=4220×1620×1410mm
■ホイールベース=2500mm
■車両重量=1080kg
■エンジン種類=水冷直列4気筒SOHC+ターボ
■総排気量=1990cc
■最高出力=170ps(125kW)/5800rpm
■最大トルク=24.5kg-m(240Nm)/4000rpm
■トランスミッショッン形式=4速MT/5速MT
■サスペンション形式=前 ストラット、後 セミトレーリングアーム
■ブレーキ=前 ディスク、後 ドラム
■タイヤサイズ=185/70HR13

テクニカルイラスト:山田ジロー

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