ベントレーを代表する戦前の名車が12台限定で復刻!

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約2年後の完成に向けて当時のモデルを忠実にハンドクラフト

9月8日、ベントレー・モーターズは1929年に登場した歴史的な名車「ブロワー」を、コンティニュエーションシリーズとして12台限定で復刻させることを発表した。

「ブロワー」は1929年にティム・バーキン卿が率いるレースチームために作られたレーシングモデル。当時は4台が製造され、ヨーロッパ各地のレースで活躍。バーキン卿がステアリングを握った2号車は1930年に開催されたル・マンに参戦し、ベントレー・ワークスチームを優勝に導いた。

この1929年製ブロワーをベースに、何世代も受け継がれてきた職人技と最新デジタル技術を組み合わせ、オリジナルの4台のブロワーへのオマージュとして、このたび12台が復刻される。ちなみに、戦前のレースカーを復刻させるのはこれが世界初だと、ベントレーは主張している。

このコンティニュエーションシリーズの製作は、9月8日に開催された「サロン・プリヴェ・コンクール・デレガンス」の場で、同社のエイドリアン・ホールマークCEOによって明かされた。彼は次のようにコメントしている。

「ベントレーが100周年を迎えた今年、過去を忠実になぞりつつ、最新鋭のデジタル技術を用い、私たちは非常に素晴らしいものを作り上げようとしています。(1929年に造られた)4台のブロワーは世界で最も価値のあるベントレーです。この貴重なオリジナルを名声に傷を付けることなく、実際にドライブできて、楽しめて、大切にできる復刻モデルを望む声にお応えします。新たに造られる12台のブロワーは、当社の伝統へのオマージュであるだけでなく、(ビスポークプログラムを担当する)マリナーの卓越した職人技の結晶でもあります。当社にとっては新たな挑戦となりますが、先ごろ1939年製コーニッシュの復元に成功したことを足がかりに、さらに一歩進んで何か特別なものを製作したいという想いがありました。12名の幸運なお客様にベントレーの歴史的モデルをお届けできることを喜ばしく思います」

製作にあたり、ます彼らはベントレーが所有するシャシーナンバー「HB3403」の個体を分解。各パーツを3Dスキャナーで測定し、完璧なデジタルモデルを作成する。オリジナルモデル製造時に使用された1920年代の金型や治具、伝統的な工具に加え、最新の製造技術を駆使して12台分のパーツを製作する。そのパーツをベントレーの匠が組み立てるという段取りだ。

12台の復刻モデルは、メカニカルの面でもルックスの面でも、そしてオリジナルの持つスピリットさえも、可能な限り当時のままを再現。安全性に関してのみ、目立たない部分でわずかに現代に合わせた変更が加えられるという。完成は約2年後の予定で、車両価格は受注開始時に発表されるとのことだ。

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