ワールドプレミアは今年のフランクフルト・ショーという説が有力
ヨーロッパにおけるミニバン・カテゴリーの開祖にして、そのプレミアム性も高く評価されている「ルノー・エスパス」。そのアップデート版と思われるプロトタイプが、これまででもっともカモフラージュが軽度な状態でキャッチされた。
エスパスとしては第5世代となる現行モデルは2014年後半にデビュー、すでに5年近くが経過している。独自のポジションを築いているだけにライバルは多くないが、商品としてのテコ入れは急務といえる状態だ。今回、南ヨーロッパで捕捉した開発車両はリデザインされたラジエターグリル、コーナーエアインテーク、さらにC型LEDデイタイムランニングライトを備える新しいヘッドライトのグラフィックが確認。また、ターンシグナルはコーナーエアインテーク上部にレイアウトされていることもわかる。開発車両はテールライトもほぼ露出していたが、リヤピラー上部へ伸びる部分が隠されているだけにデザインが刷新されることも考えられる。
キャビン内の撮影は叶わなかったが、最新の「クリオ(日本ルーテシア)」や「キャプチャー」と同じく最新のインフォテイメントシステムやより大型のタッチスクリーンディスプレイ。さらには渋滞アシストといった新しい運転支援システムが搭載されることは確実だろう。
パワーユニットは、「アルピーヌA110」などにも使われるルノー日産アライアンス製の1.8L直列4気筒ガソリンターボを搭載。最高出力は225psを発揮する。また、最高出力160psを発揮する1.6L dCiターボディーゼル、最高出力200psの2.0L dCiターボディーゼルもラインアップされるはず。そのワールドプレミアの場は、9月のフランクフルト・ショーという説が有力だ。
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