日本初の車両走行可能な「振動発電」を開発

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竹中工務店とセイリツ工業、湘南メタルテックが共同開発。より高い発電量を実現

歩行者の振動や鉄道の振動などで微弱電流を発電する「振動発電」の技術は以前から研究されてきたが、より大きな電気エネルギーを車両の走行振動から得る「振動発電ユニット」をゼネコン大手の竹中工務店などが開発。同社と大阪のセイリツ工業、神奈川県の湘南メタルテックが共同開発したもので、車両通過に耐える道路埋め込み型の振動発電ユニットを沖縄のショッピングモール「サンエー浦添西海岸パルコシティ」の駐車場に設置して活用され始めている。

車両通過に耐える道路埋め込み型の振動発電ユニットが駐車場に設置されている沖縄のショッピングモール「サンエー浦添西海岸パルコシティ」

このシステムはクルマが通過するときの振動エネルギーを受けて「逆磁歪材料」を利用した発電ユニットが電気を発生。同じ駐車場内の超省電力LEDによる一時停止サインを光らせるもので、もちろん外部からの電力供給などは不要。クルマの通過という大きい振動により高い発電量を確保することができるところがポイントで、交通量の多い道に設置すれば連続発電も可能となるという。
現状ではLED照明の点灯程度だが、このシステムで発電した電気を蓄電池に貯め、独立した発電システムとしてさまざまな用途に使えるようになれば利便性はぐんと高まる。クルマ通過時の振動は消すことが難しく、周囲にいると気になるものだが、それが持続可能な電気エネルギーとして役立つのなら見方も変わってくる。大手ゼネコンならではの実行力で普及が図られることを望みたい。

ル・ボラン2019年9月号より転載
田畑修
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2019/08/08 08:00

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