ただしフランクフルトでのワールドプレミアは間に合わない模様
発表まで間もないとされるフォルクスワーゲンの主力、「ゴルフ」の次期モデルがカメラに捉えられた。今回、ペアで路上に現れたテスト車両は、ほとんどカモフラージュもない状態で、そのことからもデビュー間近であることがうかがえる。
「ゴルフ8」と呼ばれる次期型は、「MQB」プラットフォームの最新バージョンを採用。ホイールベースが延長され、ボディが大型化されることは間違いない。その外観だが、テスト車ではハーフカップのLEDデイタイムランニングライトを備えた眼光鋭いヘッドライトや再設計されたグリルが確認できる。一方、コーナーエアインテークのフォグランプはダミーのステッカーだ。テールライトもテスト車はカモフラージュされているが、現行モデルよりコンパクトなものに代わる可能性が高い。そのほかではサイドミラーがドア下部へと移動、後部ドアが長くなっていることも確認できる。
キャビン内には、既報の通り標準装備となるデジタルインストルメントクラスターとインフォテイメントシステム用のタッチスクリーンディスプレイを配置。これには最新情報を受信できる常時オンラインのインフォテイメントシステムが組み合わされるはずだ。
パワーユニットは、直列3気筒1LのTSI、直列4気筒1.5L TSIをラインアップするほか、1Lと1.5L直列4気筒の48Vマイルドハイブリッドモデルが設定されることが公表済み。また、新しいプラグイン・ハイブリッド(PHV)仕様のEV航続距離が最大50マイル(80km)に達するという情報もある。これは「BMW3シリーズ」に設定されたPHVの63kmを大幅に上回るものだ。
ただし、9月のフランクフルト・ショーと見られていたワールドプレミアには間に合わないという。そこではピュアEVである「ID.3」の市販型が初披露され、ゴルフのお披露目は別途10月の特別公開イベントで行われる模様だ。
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