エンジン・オブ・ザ・イヤー、フェラーリが4年連続受賞

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部門別ウイナーは出力別に変更。電動パワートレイン部門ではジャガーが高評価に

恒例のインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2019が発表された。1999年にスタートし、21年目を迎えた同賞だが、今年からカテゴリー分けを変更。大賞ともいえるインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーはそのままながら、昨年まで排気量別だった部門賞が出力別に変更。また、環境に優しいエンジンに与えられてきたグリーン・エンジン・オブ・ザ・イヤーが廃止されてベスト・エレクトリック・パワートレインに集約され、賞典数が13から12に減少。ちなみに総合名称も電動パワートレインの参入に配慮して正確には「インターナショナル・エンジン+パワートレイン・オブ・ザ・イヤー・アワード2019」とかなり長い呼称となった。

大賞に当たるインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーには今年もフェラーリのV8/3.9Lターボが輝き、初の4年連続の受賞となる。カー・オブ・ザ・イヤーのようにその年のニューカマーという規定がないゆえの連続受賞ともいえるが、獲得点数も425点と、次点だったジャガー・ランドローバー電動パワートレインの325点を大きく引き離した。量産車では電動モーター駆動をさまざまな形で活用したハイブリッドシステムがトレンド視されているが、選考委員を務める世界各国のジャーナリストの間では、まだまだ内燃機関が高く評価されているようだ。
このフェラーリV8ターボは部門別でもベスト・パフォーマンス部門、650psオーバー部門を制し、チューニングの異なる仕様が550-650ps部門も制している。誰もがそのパフォーマンスを味わえるエンジンではないが、憧れという部分も含めて、イヤーエンジンにふさわしいと評価された結果だろう。

一方でエレクトリック部門に加え、ニューエンジン部門、350-450ps部門と3部門を制したジャガー・ランドローバーの電動パワートレインの存在も見逃せない。現在はジャガーIペイスのみに搭載されるこの電動パワーユニットだが、テスラを僅差で振り切って栄冠を得ている。
今後、電動化が進むなかでどこまで内燃機関が踏ん張るのか、あるいは来年あたりから電動パワートレインがのしてくるのか、そのあたりもウォッチしていきたいところだ。

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田畑修
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