280TEもそろそろヒストリックモデルの仲間入り【旧車ビギナーは要注意!100万円でドロ沼に陥る!?】

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カー・マガジン編集部員がこれは!と思った趣味グルマを紹介する『100万円でドロ沼に陥る!? 』。今回は『クラシックMBでドロ沼に陥る!?』と題して280TEを取り上げる。長く付き合えるメルセデス・ベンツ初のステーションワゴンはいかが?

W123シリーズとは?

1976年登場した123シリーズは、当時のメルセデスのラインナップでは最もコンパクトなボディサイズで、ここで取り上げたワゴンの他、4ドア・セダン、2ドア・クーペも用意されていた。ワゴンのTシリーズはこの123から始まる。1985年に後継の124シリーズが登場する。

細部まで丁寧に作り込まれたステーションワゴン

ドアノブの感触やドアを閉めた時の密閉感など、触れるたびに品質の高さに感銘を受けるメルセデス・ベンツのヒストリックモデル。今回取り上げる280TEもその例に漏れることはなかった。毎回“100ドロ”のタイトルで、気になる売り物を紹介している当コーナーだが、今回の個体は300万円を切るくらい、という点を先にお伝えしておきたい。整備の内容で価格は変わってくるので、その点にもご注意。

刺激はないが安心感は抜群:試乗では街中や首都高速を走ることが出来たが、現代の交通状況においても遅れを取ることはない。変速時のショックは、この時代のメルセデスらしさとして受け入れたい。運転席の視界は良好で、クルマの4隅が分かりやすいこともポイント。

さて123シリーズは今なおヤングタイマーカーとして人気の高い124の先代にあたり、セダン、ワゴン、クーペ、リムジンなどが用意されていた。ここで取り上げたステーションワゴン、“Tシリーズ”がデビューしたのは’78年のこと。じつはTシリーズの初代でもある。この成功があったからこそ、SUVが人気絶頂の中にあっても、今なおメルセデスのステーションワゴンは人気が高いのだろう。

低速から高速までカバー:直列6気筒DOHC2.8リッターエンジンの低速トルクは豊富で、都心のストップ&ゴーでも不満は感じられない。また高速走行時、ギアを落とさずとも前車を追い越すことが出来るためハイウェイクルーズもお手の物だ。

当時のメルセデスにとっては最もコンパクトなモデルではあるが、全長4725×全幅1785×全高1425mmと立派なボディサイズで、現行のメルセデスで言えばCクラス並み。当然ながらラゲッジスペースの容量は広大で、またリアシートは可倒式のためさらに拡充することも可能だ。ルーフレールも備わるため、スキー板やサーフボードといった長物も容易に積載することが出来る。

Text:中本健二/Kenji NAKAMOTO Photo:山本佳吾/Keigo YAMAMOTO カー・マガジン487号(2019年1月号)より転載

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