【国内試乗】「BMW 330i M Sport」800kmのロングツーリングでその真価に迫る!

2019/05/22 14:00

7代目3シリーズの上質な刺激と驚異の燃費

スポーツセダンとしてのポジショニングを歴代でもっとも際立たせて誕生した7代目3シリーズ。そのパフォーマンスはワインディングロード編でも検証済だが、ここでは高速道路と一般路に加えワインディングロードも観光ドライブ気分で駆けぬける約800kmのロングツーリングを実施。新型3シリーズの真価に迫ってみた。

制限速度120km/h試験区間もある新東名高速は路面が平滑で快適。高速道路だけなら航続距離は余裕で1000kmを超えるはずだ。

330iを走らせると、クルマに誘われるままにハイペースになりがちだ。BMWは誘いかけが巧みなのだが、それを受け入れてしまう自分の性格も影響していると思う。ただ、休日にロングツーリングへと出掛ける場面ともなれば、ハイペースが維持できるとは限らない。そこで、新たな330iオーナーの走らせ方を想像しつつ、長距離ドライブのシミュレーションをしてみた。
都内をスタートして約45km先にある東名高速の海老名SAに向かう。平日の早朝は横浜町田IC付近で交通集中による渋滞が発生する。そんな場面でも、標準装備であるストップ&ゴー機能付アクティブ・クルーズ・コントロールを作動させれば、ノロノロとした流れにもストレスを感じない。SAで取材スタッフと合流し、いよいよロングツーリングの本番となる。

フロントミッドシップ搭載エンジンもチェック。

ルートは、まず御殿場JCTから新東名高速に入り、浜松いさなJCTから三ヶ日JCT経由で東名高速に戻り浜名湖SAまで。この間から燃費を計測していく。あえてアクティブ・クルーズ・コントロールは作動させず、自分の“黄金の右足”を信じて走行モードも燃費優先の「ECO PRO」ではなく「COMFORT」のままで好燃費を目指す。ちなみに、海老名SAと浜名湖SA間の距離は230km近く、標高差は約20mだから平均勾配の影響は無視できるはずだ。

旧東海道の風情が残る由比本陣公園に立ち寄り。

交通量は多いものの、流れが滞るほどではない。すべての先行車を抜き去るペースで走らせたいところだが、そんな気持ちを抑えて走行車線の流れに合わせる。速度にして95km/h前後であり、エンジン回転数は1000rpm台の前半を維持する。秦野中井ICを越えるあたりから勾配の変化が大きくなるものの、モニターに表示される燃費は向上し続け、大井松田の先では早くも20km/Lを超えてしまった。
2012年の従来型(F30)がデビューした当時を振り返ると、328iで計測した高速燃費は18.9km/Lであった。それでも、当時のリポートには「エンジンの力強さを考えれば驚異的な結果」と記している。ところが、新型の330iは最高出力が13ps、最大トルクは50Nmも上乗せされたにも関わらず、燃費が大幅に向上しているわけだ。

リポート:萩原秀輝/H.Hagihara フォト:小林俊樹/T.Kobayashi BMW COMPLETE 2019 VOL.71 より

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