349ps/700Nmを発揮する3L V6ディーゼルターボを搭載
4月11日、アウディは欧州市場向けの新型「S7スポーツバック」および「S6セダン/アバント」に、電動コンプレッサー付きのディーゼルターボエンジン「TDI」を搭載すると発表した。
このTDIエンジンは3L V型6気筒のディーゼルターボで、48Vシステムを組み合わせるマイルドハイブリッド仕様。電動コンプレッサーの搭載により349ps/700Nmを引き出す。トランスミッションは8速ATのティプトロニックで、いずれのモデルもフルタイム4WDのクワトロシステムが組み合わされる。
電動コンプレッサーの応答時間は250ミリ秒未満で、ピーク出力は7kW、最大回転数は70000rpm。このコンプレッサーのブースト機能はエンジンの回転数が1650rpmまで働く。エンジンの排気ターボチャージャーと組み合わされるデュアル過給により、2500〜3100rpmの範囲で最大トルク700Nmを実現。0-100km/h加速はS6セダンで5.0秒をマークする。
48Vシステムは燃費向上に貢献。ベルトオルタネータースターターと10Ahのリチウムイオンバッテリーで構成され、荷室の床下に搭載。減速時は最大で8kWの電力を回収することができる。これにより、燃費はS6セダンで16.1km/L 、S7スポーツバックとS6アバントで15.4 km/L(いずれもWLTPモード)を達成。さらに、排出ガスは欧州の新基準「ユーロ6d」に適合し、高い環境性能も兼ね備えている。
この新型Sモデルは、高性能モデルにふさわしい内外装をまとう。外観ではダイナミックなイメージを高めたフロントバンパーや、ワイドなリヤディフューザー、4本出しのテールパイプなどが特徴的。シングルフレームグリルやドアミラーカバーなどは、ダーククロームまたはチタンブラック仕上げとなる。タイヤサイズはいずれのモデルも225/40R20。インテリアはアルミ製デコレーションパネルやスポーツシートが採用され、スポーティな雰囲気を高めている。
このディーゼルのマイルドハイブリッドを搭載するSモデルは、2019年の夏に欧州市場に導入される。ドイツでの予定販売価格はS7スポーツバックが8万2750ユーロ(約1037万円)、S6セダンが7万6500ユーロ(約959万円)、S6アバントが7万9000ユーロ(約990万円)とのこと。
なお、米国やアジア、中東市場向けのS7スポーツバックおよびS6セダン/アバントには、450ps/600Nmを発揮する2.9LV型6気筒ターボガソリンエンジンに48Vシステムを組み合わせたパワートレインが採用されるとのことだ。
■関連記事
- 【スクープ】最高出力は444psから671psにアップ!? アウディRS4アバント後継の電動ワゴンとなる「RS5 アバント」は攻撃的なデザインで登場か?
- さらにスタイリッシュに、さらにパフォーマンスを!アウディ、「S3」のアップグレードを発表
関連記事
新型「アウディQ6 e-tron」で体験する、”技術による勝利”。性能、航続距離、ドライビングダイナミクスで基準を打ち立てた一台
アウディ
2024.03.19
絶好調! 「アウディA3」と新型クロスオーバーの「A3 オールストリート」は、大幅なアップグレード
ニューモデル
2024.03.13
SUVの力強さとクーペの流麗なデザインが調和! 特別仕様モデル「アウディ Q3 スポーツバック ダイナミックエディション」発表
ニュース&トピックス
2024.03.12
’83年の世界ラリー選手権でライバルに勝利した「ランチア・ラリー037」を描いた、映画『栄光のレース アウディ対ランチア』がイタリア公開へ
未設定
2024.03.11
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業電話ラッシュをなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>