メルセデス・ベンツがオフロード体験コースを建設

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オーストリアに10万平方メートルの「エクスペリエンスセンター」を新設。今年中に開業予定

体験コースには、オフロードセクションや最大45度の傾斜を持つ丘などを設定。旧滑走路上のオンロードセクションでは、新型Gクラスでスラローム走行体験もできる。

メルセデス・ベンツはGクラスの顧客向けに専用のオフロードコース体験ツアーなどを行なっているが、その舞台となってきたのがオーストリアのグラーツ工場に併設されたテストコースだ。かつてメルセデス・ベンツと提携してGクラスを手がけたシュタイヤープフ社が本拠地を置いたこの地の過酷なテストコースが、Gクラスの卓越したパフォーマンスを生んだとされている。
そして今年、メルセデス・ベンツはグラーツ工場からクルマで20分ほどの飛行場跡地に新たにオフロードコースを建設。Gクラス・エクスペリエンスセンターと呼ばれる施設は10万平方メートルの敷地に急勾配の登り下り、舗装のオンロードコースなど4つのテストグラウンドを有し、レセプションやプレゼンテーションを行なえるエリアも設置。さらに造成に当たっては自然環境に配慮し、伐採はほんの少しに抑え、ビオトープなどの環境も保護して残されているという。

世界で最も過酷というテストコースは2月に鍬入れ式が行われ、2019年末にはオープンする予定で、従来どおり顧客向けのエクスペリエンスツアーにも使われることになりそうだ。新たなテストフィールドを得て、40年ぶりのフルモデルチェンジを受けたGクラスがさらなるパフォーマンスアップを果たすことになるのか。それも楽しみだ。

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