ジュネーブでは意欲的新製品も合わせて発表
ピレリは、3月7日から一般公開されているジュネーブ・ショーで新製品の「Pゼロ・ウィンター」をはじめ「トラック・アドレナリン」アプリ、新しい「Elect」のマーキングタイヤ、OEタイヤのカラーエディションなどの意欲的な新製品を発表した。ピレリは、個人の顧客のみならず自動車メーカーに対してもパーソナライズソリューションを提供。プレミアム&プレステージセグメントにおけるさまざまなニーズに応えているが、今回の新製品はそうした姿勢を反映させたものだ。
Pゼロといえば高性能車御用達の銘柄としても知られているが、Pゼロ・ウインターはサマータイヤ並みの性能を両立していることがセールスポイント。開発から技術の選択、ホモロゲーションに至るまでPゼロのサマータイヤと同様のプロセスを経た結果、典型的な冬の路面に適応しつつもサマータイヤと同等レベルの安全性とコントロール性が確保されているという。
この新しいウィンタータイヤの投入によって、Pゼロシリーズはスポーティでプレミアムな車種に あらゆる仕様のタイヤを提供できることになった。また、純正装着されるタイヤには車種ごとのマーキングが施され自動車メーカーとの共同開発をアピール。ピレリの「パーフェクトフィット戦略」を要約したものとなっているが、それはPゼロ・ウインターにも厳格に活かされている。ピレリジャパンによれば、このPゼロ・ウインターの日本導入は2019年シーズン以降の予定だ。
一方、トラック・アドレナリン・アプリはピレリのサイバー部門が手がけたもの。サーキットを走行する一般ドライバー、プロドライバー、ドライビングスクール用に開発され、ラップタイムの計測とともにタイヤ内圧や温度をリアルタイムにモニタリングすることができる。テレメトリーとタイヤデータを統合したこのシステムはウォームアップの時期、フライングラップのタイミング、ピットストップが必要なタイミングなどを判断してドライバーに通知する。
システムは車両に装着するボックス、スマートフォンアプリ、センサー内蔵の「Pゼロ・トロフェオRタイヤ」で構成。ボックスとアプリ間の通信はwi-fiで行なわれ、アプリ上ではテレメトリー 情報を伴うラップタイマーやトラックセッションのリアルタイム分析を表示します。加えてラップタイムやスプリットタイム、最高速度および平均速度、アクセラレーション、ブレーキング、理想的なラップタイム、過去のセッションとの比較情報などを表示することもできる。
また、ジュネーブではEVやPHV向けであることを示すELECTマーキングが施されたPゼロもデビューした。低転がり抵抗や静粛性の高さを確保しつつ、ハイレベルなグリップ力を確保。選択肢が増えつつある高性能なゼロエミッションモデルのニーズにも対応してきた。このタイヤもピレリのパーフェクトフィット戦略に沿って車両専用にパーソナライズ。ジュネーブ・ショーでは「イタルデザイン・ダヴィンチ」と「バッティスタ・ピニンファリーナ」に採用されている。
ピレリのパーフェクトフィット戦略、という点ではPゼロカラーエディションのOEタイヤ発表も興味深い。これは新たなパーソナライゼーションのオプションで、サイドウォールにカラーリングが施される。初採用は「アストンマーティンDBSスーパーレガッタ」で、その他のプレミアムブランドでもOE承認の過程にあるとか。なお、ジュネーブのピレリブースではPゼロをはじめ2輪用の 「ディアブロ・スーパーコルサSP」、自転車用の「ヴェロ」に至るまでカラーエディションのタイヤが展示されている。
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