0-100km/h加速は3.9秒をマーク

2月21日、アウディは昨年3月のニューヨークショー2018で発表されたA5スポーツバックのトップパフォーマンスモデル「アウディRS5スポーツバック」の受注を欧州市場で開始した。ドイツでの価格は8万2700ユーロ（約1038万円）で、2019年半ばからデリバリーがはじまる。

エンジンは日本でも発売されているRS5クーぺと同じで、450ps/600Nmを発揮するV型6気筒2.9Lツインターボ。8速AT（ティプトロニック）と組み合わされ、4輪を駆動する。0-100km/h加速タイムは3.9秒を実現した。

4WDシステムの「クワトロ」はセルフロックセンターディファレンシャルを備えており、通常時の前後駆動力配分は40対60。走行状況に応じて駆動力はフロントに最大70%、リヤには最大85%に可変する。

サスペンションはRSモデル専用にチューニングを受けたスポーツタイプが搭載され、車高はS5スポーツバックより7mm低い。低められた車高とRS専用のディテールにより、独特のスポーティなアピアランスとなっている。

エクステリアには、ハイパワーエンジンの搭載を表現するパワードーム付きのエンジンフードや、ハニカムメッシュを採用したシングルフレームグリル、RS特有の大型エアインテーク、楕円形のテールパイプを組み合わせるRSエキゾーストシステム、リヤエンドに備わるスポイラーリップなど、ダイナミックな走りをイメージさせるアイテムが備わる。

ボディカラーにはRS5専用となるソノマグリーンメタリックを設定。ホイールは鍛造アルミ製で、サイズは19インチ（タイヤサイズは265/35ZR19）が標準、20インチをオプション設定している。

ブラック基調のインテリアではファインナッパレザーのRSスポーツシートや、RSマルチファンクションスポーツレザーステアリングホイールがRSモデルであることを主張。各部のデコレーションパネルはカーボンタイプとなる。スポーティな雰囲気を強く発散する一方で、十分なスペースが確保された後席や積載性の高いラゲッジルームは、標準のA5スポーツバックと変わらない。

■関連記事

• さらにスタイリッシュに、さらにパフォーマンスを！アウディ、「S3」のアップグレードを発表
• 新型｢アウディQ6 e-tron｣で体験する､”技術による勝利”｡性能､航続距離､ドライビングダイナミクスで基準を打ち立てた一台