メルセデス・ベンツ版の“あのクルマ”がアップデート

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新世代ディーゼルエンジンを搭載

ダイムラーはこのほど、メルセデス・ベンツの小型バン「シタン」の改良モデルを発表した。

写真から想像できるとおり、シタンはルノー・カングーの姉妹車で、2012年にルノーからOEM供給を受けて登場した小型バン。乗用モデルの「シタン・ツアラー」と、商用貨物の「シタン・パネルバン」を設定している。

今回の改良では、シタン・ツアラーに新世代ディーゼルエンジンを搭載したほか、スポーティな内外装の「レッドデザインパッケージ」が新たに設定された。

新世代ディーゼルエンジンはM608型の1.5L直列4気筒ターボ。コモンレール噴射システムの圧力を従来型エンジンの1600バールから2000バールに高めた点に加えて、排出ガスを浄化するAdBlueテクノロジーを採用。パワフルで効率的な走りが追求されるとともに、排出ガス基準「ユーロ6d-TEMP」に適合している。

この新しい1.5Lディーゼルは3タイプの仕様を設定。「108 CDI」は80ps/210Nmを、「109 CDI」は95ps/230Nmを、そして「111 CDI」は116ps/260Nmを発揮。組み合わせるトランスミッションは6速MTで、欧州複合モード燃費は20.8〜21.7km/Lと発表されている。なお、2019年夏にはシタン・パネルバンにもこの新世代ディーゼルエンジンが搭載される見通しだ。

新たなトリムとして設定された「レッドデザインパッケージ」は、フロントバンパーやドアミラーカバーにレッドカラーのストライプがあしらわれるほか、スライドドア下部にグレー、そしてテールゲートにクロームのアクセントが入り、スポーティなイメージを高めている。インテリアではレッドステッチを施すシートが与えられている。なお、このパッケージはシタン・パネルバンにも設定される。

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