「マクラーレン720S」にオープン仕様が追加

全ての画像を見る

クーペと同等の加速性能を実現

マクラーレン・オートモーティブは12月8日、同社のスーパーシリーズである720Sにオープントップモデルの「720Sスパイダー」を設定したことを発表した。英国での販売価格は23万7000ポンド(約3400万円)で、カスタマーへの納車は2019年3月からを予定している。

720Sスパイダーに採用された電動のRHT(リトラクタブル・ハード・トップ)にはカーボンファイバーフレームが用いられ、わずか11秒で開閉操作が完了。50km/hまでなら走行中の開閉が可能だ。このカーボン製ルーフの採用はまた、ボディの軽量化にも貢献しており、乾燥重量は720Sクーペ比で49kgの増加にとどめた1332kgを実現している。

 

オープン時はルーフがキャビン後方にコンパクトに格納される。左右のシート後方にはロールオーバーバーが設置されるが、ドライバーの後方視認性を極力削がないような形状とされ、エアロダイナミクス性能にも配慮されている。バックウインドーはオープン操作時に自動的に下降し、キャビンへの風の巻き込みを最小限にするほか、ウインドーの開閉を任意に設定できる。

RHTに使用された半透明のパネルは、オプションでエレクトロクロミックガラス製を選ぶことが可能。ガラスの濃淡を任意に設定することができる。イグニッションをオフにすると自動的に濃色ガラスになり、暑い日はキャビンの温度上昇を防ぐ。

 

パワートレインはクーペと同じで、720ps/770Nmを発揮する4リッターV型8気筒ツインターボと7速DCT(SSG)。2.9秒の0-100km/h加速タイムや、341km/hの最高速もクーペと変わらないが、オープン時の最高速は325km/hとなる。

ボディカラーには新色としてベリーズブルーとアズテックゴールドが追加されたほか、マクラーレン12Cで最初に選択可能だったヘリテージカラーのスーパーノバシルバーが選べるようになった。

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!