【嶋田智之の月刊イタフラ】鈴鹿開催のWTCRでジュリエッタが大活躍

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アルファが久々に世界選手権で勝ったぞ!!

アルファ・ロメオが久しぶりに世界選手権がかかったレースで優勝を収めました。2007年の世界ツーリングカー選手権で勝った156以来だから、実に11年ぶり。今回勝利したカテゴリーはツーリングカー・レースの最高峰として今年からスタートした通称WTCRこと世界ツーリングカー・カップ。その第25~27戦が鈴鹿サーキットで開催され、イタリアのロメオ・フェラーリスというコンストラクターが製作したジュリエッタを駆るケヴィン・チェッコン選手が第25戦で優勝、第26戦で6位、第27戦で3位という結果。しかも第27戦はブッチギリだったのですが、スターティンググリッドの停止場所をミスしたことが違反とされ、5秒加算ペナルティを課せられての3位。日本ラウンドではジュリエッタが圧倒的な強さを見せたわけです。
というわけでチェッコン選手と、それからマシンを製作したロメオ・フェラーリスの代表でありこのチーム・ミュルザンヌのオーナーでもあるマリオ・フェラーリスさんからコメントをいただきました。

まずはチェッコン選手から。「この世界的にもハイレベルなWTCRでアルファ・ロメオが勝てて本当によかったです。このジュリエッタはエンジンが350までチューンされていてストレートも速いし、コーナーも特に高速コーナーが速くて、ドライブもしやすい。イタリア人ドライバーとしてイタリアのチームが作ったイタリアのクルマで勝てたことは、とても嬉しいですね」とのこと。
そして、マリオ・フェラーリスさんは、「アルファ・ロメオを走らせて勝ちたいと思ってずっとやってきたので嬉しいですね。ジュリエッタは意外とレースに向いてると思っていたんです。エンジンのポテンシャルも含めて満足していますよ」とコメント。
ロメオ・フェラーリス製のジュリエッタTCRマシンは、おそらく来年以降もWTCRを走るはず。ガンガン勝って欲しいですね。

ル・ボラン 2019年1月号より転載

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