レクサスの新鋭スポーツクーペが 美しき強敵、M6カブリオレに善戦【清水和夫のDST】Number 85-2

パフォーマンスはほぼ互角だが
やはり“M”の称号は侮れない

M6のカブリオレのV8ターボは最大トルク680Nmを絞り出す。これにDCTを組み合わせているので、発進時はクラッチ保護のためか、少しもたつく瞬間はあったが、完全にクラッチが繋がると、ロケットのように加速していく。1速ギアで最大トルクが出ると20km/hくらいのポイントでリアタイヤはホイールスピンするが、その後はシートに身体が押しつけられるほど圧倒的な推進力を発揮する。ブレーキの効きはとてもリニアで、街中ではブレーキペダルに触れただけでカクーンとなるようなフィールもあるが、フル制動時は逆に頼もしい。優雅なカブリオレだが、その実力は侮れない。

BMW M6 CABRIOLET
加速:0.56G(★★★★☆)
減速:1.10G(★★★★☆)

 

5L V8自然吸気エンジンはもはや絶滅危惧種だが、強大なトルクがアナログ的にスムーズに増していき、搭載する10速トルコンATのギア比も最適化されていることもあり、体感的にも速くて滑らかに加速していく。100km/hまではエンジン音に耳を傾けるうちに、瞬間的に到達してしまうが、「Sport S+」を選択すると、特にシフトアップではダイレクト感が一気に高まる。ブレーキはハイブリッドモデルのようにバイワイヤ式ではなく、コンベンショナルなアナログ式なので、初期のビルドアップのフィールと、踏力を強めたときの減速感がリニアで使いやすい。制動力も文句なかった。

LEXUS LC500
●加速:0.46G(★★★★☆)
●減速:1.02G(★★★★☆)

ル・ボラン 2017年12月号より転載

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2018/08/08 11:00

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