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新ショックアブソーバーで走破性がさらに向上

フォードはこのほど、ピックアップトラック「F-150ラプター」の2019年モデルを発表。2018年後半に北米地域を中心に発売すると発表した。

ご存知のように、米国ではピックアップトラック(ライトトラック)がもっとも人気の高い乗用車カテゴリーだ。フォードのFシリーズはそのなかでも高い支持を獲得しており、近年、販売台数のトップを維持している。なお、F-150には290psの3.3リッターV6と325psのV6エコブーストのほか、375psまたは450psの3.6リッターV6や395psの5.0リッターV8と多彩なエンジンが用意されている。

F-150ラプターはFシリーズの高性能仕様で、悪路走破性をさらに高めるためにロードクリアランスが標準モデルより大きく取られていることなどが大きな特徴となっている。発表された2019年モデルは、新開発の「FOX 3.0」ショックアブソーバーを採用したほか、ラフロードでのクルーズコントロール走行を実現したトレイルコントロールシステム、そして新デザインのレカロ製スポーツシートが採用された。

FOX 3.0ショックアブソーバーは電子制御式で、バイパスバルブを備えているのが特徴。サスペンションやボディのセンサーとの連携によって、リアルタイムにダンピングを調整することが可能で、快適性をさらに高めるほか、走破性やフルバンプ時の耐性も引き上げられている。フロント用で13インチ(約330mm)、リヤ用で13.9インチ(約353mm)確保されたサスペンションストロークは、オフロードだけでなく、オンロードでのパフォーマンス向上にも寄与しているとのこと。

トレイルコントロールシステムは荒れた路面において自動的に速度を1〜20マイル(約1.6〜32km/h)で一定に保つ。これによりドライバーはステアリング操作に集中することができる。ヒルディセントコントロールのラフロード版といえばわかりやすいだろう。

これらの技術が搭載されたことにより、新型F-150ラプターはオン/オフロードで走りのパフォーマンスがさらに引き上げられたのである。

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