VWが「デジタルラボ」を強化

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コネクテッドカーの開発を強化。スタッフ増でデジタル化を推進

フォルクスワーゲングループ(VW)が’16年に立ち上げた「デジタルラボ」を強化する。モビリティサービスやコネクテッドカーの開発を手がけるデジタルラボは、グループ内のポルシェにも置かれており、ベルリンに拠点を置いて活動している。そのスタッフはドイツだけでなくシンガポールやインド、ウクライナなど、世界16カ国の出身者からなり、多種 多様なデジタルコンテンツの開発に取り組んでいる。

VWはここにきてそのスタッフを、現在の70人から120人へと増やす計画を発表。体制の強化によりライバルメーカーに対する競争力を高めていく考えだ。「つながるクルマ」と訳されるコネクテッドカーは早いスピードで進化しており、カーナビなどを介した外部との通信にとどまらず、安全性能、環境対応に至るまで重要なファクターとなりつつある。国際化も重要な課題となっており、その充実度が競争力を左右するといっても過言ではない。

VWのデジタルラボではクルマ自体のコネクッド化だけでなく、スマートモビリティ実現に向けて公共交通機関のデータ関連プロジェクトにも取り組むなど、多方面におよんでいる。今後、重要となってくるAI(人工知能)の活用なども含め、デジタルラボの強化がVWのクルマ作りにどう生かされるのか。しっかり見届けていきたいところだ。

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