【東京モーターショー2017】2030年にsmartがスマートであり続けるために練られた戦略は4つのケースの組み合わせ

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近い未来においても優位なポジションを目指すダイムラーグループが、その具体的な戦略として掲げているのが「CASE(ケース)」である。このCASEとは「コネクト(Connect)」「自動運転(Autonomous driving)」「シェア&サービス(Shared & Services)」「電気自動車(Electric)」の4つのテクノロジーを組み合わせ、その相乗効果によって持続可能なモビリティの提供が可能になるというもの。

ヴィジョンEQフォーツー

2030年の未来都市におけるモビリティの理想型を追求した電気自動車。完全に自動運転で走行しスマートフォンで呼び出すことができるほか、クルマに搭載された人工知能がいつどこで移動手段のニーズがあるかを判断して行動するため、1台で対応できるひとの数は現在の倍となり都市交通に変革をもたらす可能性を秘める。非常に小型なサイズの車両ながら広い室内空間を持ち、いつどこで充電が必要なのかを自動で判断してチャージを行なうほか、無線充電機能も搭載されている。

そこで、ダイムラーが電気自動車の専門ブランドとして立ち上げたのが「EQ」である。スマート版のEQは、2030年にシティカーのあるべき姿を提案したvision EQ fortwoというコンセプトカー。このクルマは完璧な自動運転を行なうためステアリングもペダルもなく、またクルマ自身が移動手段を必要なひとを認識して動くので、カーシェアリングに最適だという。ボディカラーの変更からクルマの呼び出しまであらゆることがスマートフォンで行なえるほか、ボディ外面を利用して周囲とのコミュニケーションを図ることも可能となっている。クルマに子供の送り迎えをさせることもでき、車両サイズは非常にコンパクト、動力は電気のみという利便性と革新性を備えた都市型モビリティである。

フォーフォー・ターボ・クロスタウン・リミテッド

ジャパン・プレミアとなるフォーフォー・ターボ・クロスタウン・リミテッドは、最高出力90ps、最大トルク135Nmを発生させる直列3気筒ターボエンジンを搭載。フォーフォー・ターボをベースに力強いテイストを採り入れた特別仕様車。フロントとリアのアンダーガードに加えてサイドスカートが装着され、LEDヘッドライトが装備されるなどクロスオーバーらしい迫力あるスタイリングが演出されている。9インチ・プレミアムSDナビも装備。

フォーフォー・エレクトリック・ドライブ

市販予定車として参考出品されていたのがフォーフォー・エレクトリック・ドライブ。最高出力が82ps、最大トルクは160Nmの電気モーターを搭載し、連続航続距離はおよそ160㎞、最高速度はリミッター作動で130㎞/hに制限される。エレクトリック・ドライブ・デザイン・パッケージ(本国仕様)を選択した場合はトリディオン・セーフティ・セルとドアミラーがエレクトリック・グリーンのペイントに。ボディカラーと16インチホイールはブラックかホワイトが選べる。

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太田 輝
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